「粗熱を取る」←「どれぐらい?」料理人の回答に…『スッキリ解決!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さんは、料理をするとき「レシピ」は見ますか?
今の時代、本だけでなくネットにも沢山のレシピがあります。そんな膨大なレシピを眺めていると…『この言葉はどういう意味?』や『料理初心者の自分にはちょっと分かりづらい表現やな』と思うことが多々あると思います。
例えば、『一晩寝かす』、『適量』、『少々』など。これらの表現は、料理経験が豊富な人にとっては当たり前かもしれませんが、初心者にとっては曖昧で分かりづらいですよね。
今回はそんな分かりづらい表現の代名詞と言っても過言ではない、『粗熱を取る』について詳しく解説したいと思います。
『確かに、粗熱を取るってどれぐらい?』と思った方はぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- 「粗熱を取る」ってどういうこと?
- どのくらい冷ませばいいのか?
- なぜ、粗熱を取るのか?
- 96%がスッキリ解決!アンケート結果
- まとめ
「粗熱を取る」ってどういうこと?
まず、「粗熱」の意味について見ていきましょう!
粗熱とは…加熱した直後の素材に触れないほど熱くなっている状態のこと。
この熱々の状態から少し冷まして、扱いやすくすることを『粗熱を取る』と言います。
どのくらい冷ませばいいのか?
一体、どのくらい冷ませばいいのでしょうか?その回答としては…
手で触れられるくらいまでです。
手で触って、『あ〜温かくて気持ちぃぃ!!』となればOKです。温度にすると…約40度程度が目安です。
なぜ、粗熱を取るのか?
そもそも、料理を作る上でなぜ、粗熱を取るという工程が必要なのでしょうか?
理由は大きく、2つあると私は思います。
①安全
作った料理を冷蔵庫に入れるときによく、『粗熱を取ってからラップをして冷蔵庫に入れる』と書かれています。これは、粗熱が残ったままラップをすると、ラップの内側に水滴がたまり、料理が水っぽくなったり、雑菌が繁殖しやすくなったりするのを防ぐためです。
②風味
例えば、食卓の定番料理である「お浸し」は香りが大事な料理です。熱すぎると香りが飛んでしまうため、粗熱を取ることで風味が安定し、美味しさが保たれます。また、冷ますことで味が落ち着き、全体の風味が一体感を持つようになります。
96%がスッキリ解決!アンケート結果
実は、今回の内容を事前に私の「Instagram」で発信し、アンケートで『スッキリ解決した?』と質問したところ、なんと…96%の方が『はい』との回答を頂きました!この記事を読んでくださった皆さんも、少しでも「スッキリ解決」していただけたなら幸いです。
まとめ
- 粗熱とは、加熱した直後の素材に触れないほど熱くなっている状態のこと
- 「どのくらい冷ませばいいのか?」→「手で触れられるくらいまで」
- 粗熱を取る理由は「安全性の確保」と「風味の維持」