あなたは、何故、幸せになれないのか?【5つ+2つの欲求論】から、心理カウンセラーが紐解きます。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
選択理論のグラッサー博士によると、「人間には5つの欲求がある」と言われています
ひとつめが、愛と所属の欲求です。
これは、人を愛したい、人から愛されたい、どこかに何かに所属したい、仲間が欲しい…という欲求で、この欲求が満たされていないと、人は幸せにはなれません。
ふたつめは、力の欲求です。
これは、「自分は力のある人間なんだ」「自分は生きるに値する立派な人間なんだ」と思いたいという欲求で、この欲求が満たされていないと、人は幸せにはなれません。
みっつめは、自由欲求です。
これは、自由でいたいという欲求です。好きなときに寝て、好きなときに起きて、好きなことをしていたいという欲求です。この欲求が満たされていないと、人は幸せにはなれません。
ホームレスの人が、市から与えられた雨風を防ぐことが出来る、三食お風呂付きのグループホームに入れられたあと、そこを脱走してしまうのは、自由欲求が阻害されるからです。そう、人は、好きなときに好きなものを飲んだり食べたりしたい生きものなのです。
よっつめは、楽しみ欲求です。
これは、僕は私は、楽しいこと、面白いこと、興味があることをしたい…という欲求です。この欲求が満たされていないと、人は幸せにはなれません。
いつつめは、生存欲求です。
これは、生きていくために必要な欲求です。睡眠欲や食欲、そして自分の身を守りたいという安全欲求が、この生存欲求に該当します。この欲求が満たされていないと、人は幸せになれるどころか、不安でいっぱいになるし、生きていること自体、危うくなります。
以上です。
以上が、選択理論のグラッサー博士が言った欲求論の解説になります。
もしもあなたが、今、幸せを感じてないとしたら、上記の5つの欲求のどれか、もしくは全てが満たされてない可能性が高いです。よって、幸せになりたいのなら、今から、自分が満たされていない欲求を満たすよう、努力をし始めていってください。それが、あなたが手っ取り早く幸せになる方法です。
続いて私は、
あなたがもっと幸せを感じるために、
自己成長欲求と社会貢献欲求のお話をしたいと思います。
人は、自己成長欲求が満たされないと幸せにはなれません。そう、人は、「日々、自分は、成長していっている」という実感が欲しい生きものなのです。だから、人は、努力するのです。だから人は、何かに挑戦し、自分を鍛え上げていくのです。
自己成長欲求が満たされていないと、何となく、毎日がつまらなくなります。生活に張りがなくなります。人生が退屈そのものになってしまいます。
よって、自分に健全なストレスを与え、日々、そのストレスを乗り越えるべく、自分を高めていきましょう。そんな、成長していっているという実感が、自分を幸せにしていってくれます。
続いて、社会貢献欲求です。
人は、人の役に立ちたいと思う生き物です。そう、人は、何かしら、自分は社会に貢献したいと考えている生き物なのです。「もう働かなくたっていい、一生遊んで暮らせるだけの富を持った」と言う大金持ちが、ボランティア活動に勤しむのは、正に、社会貢献欲求の成せる業です。
人は、好きなときに好きな場所に行って、好きなものを好きなだけ食べて、自由に楽しく遊んでいても、それだけでは飽き足らなくなる生き物なのです。よって、どうぞあなたも人に施しをしてあげてください。そして己の社会貢献欲求を満たしていってください。
もしも、社会貢献欲求が満たされなくなると、人は、「俺って何か、生きている意味あんのかなあ?」「私って、ホント、無意味な存在だよなあ」と思えてきてしまいます。よって、どうぞ、あなたの力を社会貢献に使っていってください。それが、世のため人のため、自分のためです。
以上。
「人は、自己成長欲求が満たされないと、そして、社会貢献欲求が満たされないと、幸せにはなれませんよ」というお話でした。
あと、最後に大切なことを言います。
もしも、あなたが幸せになりたいのなら、どうぞ幸せになる覚悟を持ってください。そして「自分は幸せになるんだ」という決心をしてください。
あなたが不幸のままでいれば、
他人から同情をもらえたり、他人からいたわってもらったり、そして、攻撃されたり責任を追及されたりしない…という魅力あふれる恩恵を得ることが出来るかもしれません。けれど、それは真の幸せと比べたら、非常につまらないチッポケなものです。
あなたが幸せになっても誰も困りません。
どうぞ、いつまでも不幸せにしがみついてなんかいないで、遠慮なく幸せを掴んでいってください。それが、心理カウンセラーである私からのお願いと強いメッセージです。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。