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挑決三番勝負に進出するのは藤井聡太二冠(19)か? 八代弥七段(27)か? 8月6日、竜王戦準決勝

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 8月6日。大阪・関西将棋会館において第34期竜王戦・本戦準決勝、藤井聡太二冠(19歳)-八代弥七段(27歳)戦がおこなわれます。棋譜は公式ページをご覧ください。

 本局のカードは2組決勝の再現となります。

 本戦では、藤井二冠は山崎隆之八段に勝ちました。

 藤井二冠は本戦出場5期目にして、初のベスト4進出を果たしています。

 八代七段は初の本戦進出です。

 八代七段は三枚堂達也七段、久保利明九段を連破。一気にベスト4に進出しました。

 両者の過去の対戦成績は藤井二冠の2連勝です。

 藤井二冠の今年度成績は17勝4敗(勝率0.810)です。

 藤井二冠は直近の叡王戦五番勝負第2局(8月3日)で豊島将之叡王に逆転負け。連勝は7でストップしました。

 八代七段の今年度成績は12勝4敗です。直近の梶浦宏孝七段戦(8月3日、朝日杯一次予選)では敗れましたが、そこまで11連勝を記録していました。

 竜王戦準決勝、反対側の山は永瀬拓矢王座と梶浦七段が対戦。永瀬王座が勝ち上がってきました。

 挑決三番勝負で永瀬王座と戦うのは、藤井二冠か、それとも八代七段か。注目の準決勝がいよいよ始まります。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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