白菜に現れる黒い点。料理人が教える「意外な正体とは?」
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「白菜」は好きですか?
白菜の旬は11月から2月頃。今がまさに美味しい季節の野菜です。
この時期の白菜は糖分が増して甘みが際立ち、葉もぎゅっと締まって歯ごたえが抜群!お鍋や炒め物、漬物など、どんな料理にもぴったりです!
そんな旬真っ盛りの白菜ですが…
「黒い点」がついているのを見たことはありませんか?
『あれって何だろう?』と気になった方も多いはず。
傷んでいるのか、それとも何か問題があるのか…心配になりますよね。
そこで今回は、調理師免許を持つ私が「白菜に現れる黒い点」について解説したいと思います。最後まで読めば、白菜をよりおいしく、安心して楽しめる知識が手に入りますよ♪
今回の目次
- 黒い点の意外な正体とは?
- 味わいに変化はある?
- 丸ごと白菜の保存方法|冬
- まとめ
黒い点の意外な正体とは?
白菜に現れる「黒い点の正体は、カビなのでしょうか?それとも虫なのでしょうか?
回答:「ポリフェノール」です!
白菜に現れる「黒い点」の正体は、カビでも虫でもなく、「ポリフェノール」です。
これは「ゴマ症」と呼ばれる現象で、白菜が成長する過程でストレスを受けた際にできるものです。黒い点は見た目が気になるかもしれませんが、食べても害はありません!
味わいに変化はある?
ゴマ症は食べても害がないとお伝えしましたが、気になるのは「味わいへの影響」ですよね。
実は、ゴマ症の白菜はストレスの影響で甘みが落ちる場合があります。
ポリフェノールは「苦味」や「渋味」を生む成分です。黒いポツポツが多いと、苦味や渋味が増し、甘みが感じにくくなると言われています。
とはいえ、鍋料理やスープなどにすれば、加熱によって苦味や渋味が和らぎ、気になることはほとんどありません!
丸ごと白菜の保存方法|冬
冒頭でも言いましたが、白菜はまさに今が旬の野菜です。
今じきにスーパーに行くと、丸ごとの白菜をよく見かけますよね!
実は、冬場であれば、丸ごとの白菜は常温保存することができます!
冬場は気温が低いため、丸ごと保存する場合は常温保存も可能です。
冷蔵庫を占領せずに済むので便利ですよ!
具体的な手順は以下の通り。
①新聞紙でしっかり包む
白菜全体を新聞紙で包みます。新聞紙は湿気を吸収しつつ、乾燥から守ってくれるので鮮度が長持ちします。
②玄関やベランダなどの涼しい場所に、立てて保存する
白菜は、畑で生えていたときと同じように、芯を下にして立てて保存しましょう。涼しくて日光や暖気が当たらない場所が最適です。
外から順に葉を外して料理に使い、白菜が小さくなったら冷蔵庫の野菜室で保存しましょう!
まとめ
- 白菜の黒い点は「ゴマ症」と呼ばれる現象で、「ポリフェノール」が原因。食べても問題ありません!
- 味わいへの影響は少しありますが、加熱調理で苦味や渋味は和らぎます。
- 冬場は丸ごと白菜を新聞紙で包み、涼しい場所に立てて常温保存するのがオススメ!