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整理整頓の大切さはわかっているけど、その言葉の正しい意味を知らない人がいる。あなたは知ってますか?

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもをいつもキレイじゃないけど何かあればすぐ片づく家で育てています。片づけ歴は第1子妊娠中からで約18年、初めは自己流で始めました。

片づけをする中で気づいたのは、片づけといっても使うモノを元の場所に戻すだけではないということです。

子どもの頃学校で「整理整頓をしましょう」教えられた記憶があります。当時の私はただ見た目をキレイに整えていただけでした。

また講師として研修先に伺った時、職場には「整理整頓」と書いた紙が掲示されているけど、職員それぞれが考えている整理整頓の意味が違うことがよくあります。

整理整頓を掃除ととらえている人もいるのです。

整理とは? 整頓とは?

整理整頓は整理と整頓の二つの言葉で構成されていてそれぞれの意味はこのようになっています。

整理とは
不必要なモノを取り除くこと

整頓とは
見た目を整えること

整理をすると、モノが減りスッキリし、探し物が減る、収納を考えやすくなる、後片付けをしやすくなるなど機能面の効果がありますが、整頓は見た目の効果があります。

冷蔵庫から、賞味期限の過ぎた食品などを取り出すことが整理で、食品の種類ごとや大きさごとにまとめたり、並べ替えたりすることを整頓と言います。

まずは「整理」が必要な冷蔵庫内
まずは「整理」が必要な冷蔵庫内

整理と整頓、どっちが先?

整理をすると、必要なモノが手元に残るので整頓しやすくなるので、順番としては整理の方が先です。

モノが多く散らかった部屋を片づけるのに、はじめに整頓から入っても、見た目は整ったとしてもすぐに元に戻るでしょう。

まずは、不要なモノを取り除くことが大前提です。

言葉の意味を知っていると、何をしたらいいかわかる

片づけと言う言葉は、捨てることや収納すること、使ったモノを元に戻すことなども含まれて意味が大きくざっくりしていますが、

整理と整頓の違いは分かりやすいため、普段の片づけで

今、自分は整理をすべきなのか?
整頓をすべきなのか?

を考えると、無駄な行動をしなくて済みます。

モノであふれかえったリビングを整えるのに、時間がある時は不要なモノがないか考える時間(整理の時間)を取り、時間がない朝などは、床などに散らかったモノを元に戻し、クッションを並べたり整頓を中心に行うことが多いでしょう。

ただし、必ずモノは増えていきます。いつも整頓だけではうまくいかなくなる時期がやってくるので要注意です。

年末の片づけでは、今年も使うことがなかったモノなど不要なモノがないか考える「整理」の時間を取ることができると一番良いですね。

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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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