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今年もやってきた大掃除!苦手な人はシンプルにするのが一番いいし、そもそもしない選択もアリ!

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

もう10月後半、月日が経つのは本当に早く、あっという間に2022年の終わりが来るのかもしれません。

そうなると気になるのが、年末の大掃除。今日は、大掃除が苦手な人へ向けてです。

まずは、使い切っていない洗剤から

年末の大掃除シーズンになると、洗剤のCMが増えます。

どの洗剤も汚れがよく落ち、大掃除に役に立ちそうなので購入したことのある人も多いのではないでしょうか。

しかし、その買った洗剤、最後まで使い切りましたか?

年末の大掃除までまだ時間がありますが、寒くなると動きたくなくなるので、まだ暖かい今の時期に早速使い切っていない洗剤を使って掃除をして、本当に汚れが落ちるのか、使いやすいのかを自分の目で確かめてみましょう。

「洗剤を使い切る」ことが大事です。

ずいぶん長いこと使っていない洗剤であれば、もう捨て時かもしれません。液体の洗剤であれば新聞紙やボロタオルなどにしみこませて処分しましょう。

掃除な苦手な人ほど、洗剤も道具もシンプルに

掃除が苦手な人ほど、〇〇専用洗剤や多くの道具を多く持っています。

〇〇専用の洗剤と聞くと汚れを簡単に落としてくれそうなのですが、そんな〇〇専用洗剤でも使わなかったら意味がありません。

ある家庭に3つもあった油汚れ用洗剤
ある家庭に3つもあった油汚れ用洗剤

家の主な汚れの8割は酸性と言われています。酸性の汚れとは、ベタベタしているのが特徴で手あか、皮脂、油汚れなどで、反対の性質のアルカリ性の洗剤で中和すると落ちやすくなります。

そこで、私が掃除の苦手な人におススメするのは、アルカリ電解水です。

アルカリ電解水とは、水を電気分解したもので、洗剤ではないので、洗剤のように二度拭きが必要なありませんし、水より粒子が細かく汚れとモノの間にしっかり浸透するので、汚れが非常に落ちやすいのです。

業務用のアルカリ電解水はアルカリ性も市販のものより少し高めで洗浄力もアップしますが、100円ショップにあるもので十分です。

基本的に、水ぶきできるところは使用可能です。小さく切った布、タオルや、丈夫なキッチンタオルにアルカリ電解水を吹きかけ、拭きます。

〇ベトベトになったカーテンレールのや照明器具
〇手垢のついたドア、ドアノブ、手すり
〇電気のスイッチや、その上の部分に溜まった汚れ
〇床に付着した皮脂汚れ
〇鉛筆の芯を椅子の脚で引きずってしまった時の汚れ

など、あらゆる汚れをキレイにすることができます。食べこぼしが固まってしまった汚れなどもすぐ落ちるので、子どもたちもアルカリ電解水で簡単に掃除をすることができます。

家の掃除したい場所に応じ、道具や洗剤を使い分けないといけないイメージがありますが、使い分けるのは上級者のテクニックです。

掃除は「汚れを落とす」というシンプルなことなので、アルカリ電解水などの万能な洗剤と汚れを拭き取るボロ布やスポンジがあれば何とかなることも多く、

苦手な人こそ、洗剤や道具の数は少なくシンプルが一番なのです。

毎年「大掃除」が気になるなら、あえてしない選択もあり

そもそも大掃除は年末まで待たなくてもよいです。寒くなり体も汚れも冷たく固まってしまう前の今が一番掃除に向いています。

子どもの頃からの流れで、衣替えや大掃除などが、年中行事としてあることが当たり前の環境で育った人もいると思います。

しかし、年末年始の過ごし方が変わってきた今、

毎年「今年の大掃除は…」と考えるのが苦痛だっやり、結局大掃除ができなくて、またできなかったと後悔するなら、いっそのこと「年末に掃除をしない」選択をし、

出かけたり、映画を観たり、日ごろできないことを家族とする時間にするのも一つの方法ではないでしょうか。

その代わり汚れを溜めないうちに年末年始以外で定期的に掃除をする必要はあります。(私は、このタイプです)

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。

長男との片づけバトルを通し、まず好きなモノを「選ぶ」ことが片づけには大事だと実感。

現在は片づけに興味があるなし関係なく、自分の人生をよりよくしたい人向けに、モノを選び残す楽しさと選ぶことにより暮らしが充実することを発信し、人それぞれが「自分の選ぶ」を楽しむ時代を作るため活動の幅を広げている。

二男二女の母、決してマメではないため「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」をいつも意識している。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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