ドジャースに早くも故障者発生! その原因となったのはアボカドの種だった
ロサンゼルス・ドジャースに、早くも故障者が発生した。
2月18日、マイカ・ジョンソンが左手を負傷して4針を縫った。アボカドの種を取り除こうとして、左手を切ってしまったという。多分、ナイフを使っていたのだろう。ドジャースのビート・ライター、オレンジ・カウンティ・レジスター紙のビル・プランケットが、ツイッターで最初に報じた。
プランケットはこのアクシデントについて記事も書いていて、冒頭の一文には「マイカ・ジョンソンはこの春のカット第1号だ」と記している。これはうまい。使い古された――あるいは今でも廃れない――言い方をすれば「座布団2枚!」といったところだ。
スプリング・トレーニングには、40人ロースターに入っている選手とノン・ロースター・インバイティー(キャンプ招待)の選手が参加し、そこから順次、人数を絞っていき、開幕ロースターの25人を決める。選手をマイナーリーグ行きにすることは「カット」と表現されるので、プランケットはそれに引っかけたわけだ。
ジョンソンは25歳の二塁手だ。昨年の開幕戦でシカゴ・ホワイトソックスからメジャーデビューし、12月にトッド・フレイジャーがシンシナティ・レッズからホワイトソックスへ移籍した三角トレードで、ドジャースへ移った。
ジョンソンの怪我は、全体練習が始まる2月25日には治るという。しかし、第1号になるかどうかはわからないが、ジョンソンが実際にカットされる可能性は低くない。
ドジャースはこのオフ、ベテランの二塁手2人と再契約を交わした。12月にチェイス・アトリーと1年700万ドルで契約し、2月にはハウィ・ケンドリックも2年2000万ドルで呼び戻した。ドジャースには二塁を中心に内外野を守るキーケー・ヘルナンデスもおり、彼らのうち2人もしくは3人全員が故障でもしない限り、ジョンソンはマイナーリーグで開幕を迎えることになるだろう。
ただ、今回の「カット」が重傷ではなかったのは幸いだったし、今春に「カット」を告げられても落胆する必要はない。ジョンソンは近い将来、コリー・シーガーと二遊間コンビを組むことが期待されている。