話を途中でさえぎる子の5つの特徴【現役教師が解説!】
朝の会でのこと。当番のMさんがお話を始めたとたん、「あ!僕もそれ知ってる!」とKくんが手を挙げもせずに話し始めました。Mさんは困ったような表情。でもKくんは嬉しそうに、自分の話を続けています。その様子を見ながら、私は「伝えたい気持ちが強いんだな」と感じました。
話を途中でさえぎってしまう子どもたち。時には周りが困ってしまうことも。でも、その行動の裏には、きっとその子なりの思いがあるはずです。今日は、そんな子どもたちの気持ちについて解説します。
話を途中でさえぎる子の5つの特徴
1. 思いついたらすぐ話したい
「先生、先生!それでね...」と、人の話の途中でも飛び出してくる言葉。その目は輝いています。今を逃したら忘れちゃう、そんな焦りがあるのかもしれません。
2. 待つことが苦手
「はい!はい!私も!」と、手を振りながら声を出してしまうのも特徴です。自分の番が来るまで、その気持ちを抑えているのが精一杯なんです。
3. 共感したい気持ちが強い
「私もそうだった!」「うちもそうなの!」という言葉には、仲間になりたい、分かり合いたいという思いが溢れています。
4. 話の結末が気になる
「え、それで?それで?」と、相手の話を最後まで聞けないのも特徴です。早く知りたい気持ちが、待つ力を上回ってしまうんですね。
5. 自分の考えを伝えたい
「違うよ、それはね...」と、人の意見にすぐに反応してしまうのも特徴です。自分の知っていることを教えたい、そんな気持ちが先走ってしまいます。
まとめ
話をさえぎってしまう子どもたち。確かに、周りの子が困ることもあります。でも、その行動の裏には「共感したい」「認められたい」「仲間になりたい」という素直な気持ちがあるんです。
ちょこっとアドバイス
「人の話は最後まで聞くの!」と強く言うより、「〇〇くんの話、もう少し聞いてみようか」と優しく声をかけましょう。話をする機会があることを伝えましょう。「後で聞かせてね」と約束して、必ずその時間を設けることが大切です。人の話を最後まで聞けたときは、「よく待てたね」「じっくり聞けたね」としっかり褒めてあげましょう。
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