背番号「42」は日本プロ野球でプレーする外国人選手に人気。2015年もブランコやガラテら7選手が着用
背番号「42」はメジャーリーグの全球団で永久欠番となっており、日本プロ野球(NPB)でプレーする際に、「42」を選ぶ外国人選手は少なくない。
2015年の新外国人選手(NPB内移籍とNPB復帰を除く)にも、ビクター・ガラテ(北海道日本ハムファイターズ)、クリス・ジョンソン(広島東洋カープ)、ミゲル・メヒア(埼玉西武ライオンズ)、アマウリ・リーバス(中日ドラゴンズ)と4人の「42」がいる。他に「44」と「58」も複数の新外国人選手が使うが、こちらは2人ずつに過ぎない。「44」はリック・バンデンハーク(福岡ソフトバンクホークス)とラウル・バルデス(中日)、「58」はマイク・ザガースキー(広島)とローガン・オンドルセク(東京ヤクルトスワローズ)が付ける。
トニ・ブランコ(オリックス・バファローズ)、ウィリー・モー・ペーニャ(東北楽天ゴールデンイーグルス)、レスリー・アンダーソン(読売ジャイアンツ)を含めると、背番号「42」の外国人選手は7人となる。ブランコは中日(2009~12年)と横浜DeNAベイスターズ(2013~14年)でも「42」だった。ペーニャは福岡ソフトバンク(2012~13年)では「8」と「55」を付けていたが、昨シーズンはオリックスで「42」を背負った。また、フランシスコ・カラバイヨ(オリックス)は背番号「99」だが、過去2年間はBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスで「42」を付けていた。
現在、NPBの3球団では日本人選手が「42」を使用しているものの、そのうち2球団は先代の「42」が外国人選手だった。福岡ソフトバンクではビセンテ・パディーヤ、千葉ロッテマリーンズではフリオ・ズレータが付けていた。
一方、「24」は各桁の数字を左右逆に並べると「42」になり、メジャーリーグではウィリー・メイズ、トニー・ぺレス、ドワイト・エバンス、リッキー・ヘンダーソン、ケン・グリフィーJr.、バリー・ボンズ、マニー・ラミレスらの名選手――顔ぶれの一部には異論もあるだろうが、ピッツバーグ・パイレーツで背番号「24」を付けていた当時のボンズは名選手だった――が使用してきた背番号だ。しかし、今シーズンのNPBで「24」を背負う外国人選手はいない。11球団で日本人選手が付け、埼玉西武は稲尾和久の永久欠番としている。