今や行列にもなる福岡で愛され続ける人気のラーメン店〈センスの塊のような旨み溢れる博多ラーメンの虜に〉
2007年の創業で今年17年目を迎えた〈らぁめん39番地〉。今から3年前の2021年に創業の地である福岡県福岡市南区のラーメン激戦区として名高い「大橋」を離れ、現在の福岡市博多区下呉服町へと移転してきた。大橋時代にも多くの常連客が存在し、知る人ぞ知る人気の繁盛店だった。それが現在の「下呉服町」へ移転してきても、その人気は衰えるどころかさらに拍車が掛かり、今や地元の人たちを中心に新たな常連客も生まれ、ピークタイムには待ち客が外に溢れるまでになっている。
地元が変わっても地域に愛される御用達店
決して強烈な個性があるわけではない。あっさりとしたやさしい味わいの豚骨のスープは鶏ガラの存在も見逃せない。旨みや甘みがじわりと溢れ出してくるような至福の一杯は、今や大橋時代の昔からの常連客だけでなく地元の人たちも虜にするセンスの塊のような博多ラーメン。そんな逸品を日常的に提供し続けている。それが〈らぁめん39番地〉だ。
真新しい外観とキレイに保たれた店内
店内は、お一人様でも安心して寛げるカウンター席が奥に向かって壁側両サイドに並び、入口手前側には4人掛けの小上がり席が3つ並ぶ構成。4人くらいまでのご家族連れやグループでも楽しめる。
その小上がり席の壁には、大橋時代に掲げられていた趣のある〈らぁめん39番地〉の旧看板が飾られている。
賑わいをみせる現在のらぁめん39番地
この日は定期訪問ながら、いつもよりも間隔が空き2ヵ月ぶり。店内に入ろうとすると、いつもの「いらっしゃいませ!」の明るい掛け声ではなく「お声がけしますので外でお待ちください」というひと言。確かに周りを見渡してみると順番待ちであろう幾人かの人たちが、店舗の前やちょっと離れた木陰で待機しているようだった。それから待つことしばし。先客と待ち客が順次入れ替わりながら、10分ほどで店内に案内された。
店内に入るともちろん満席状態のままで、唯一空いていたカウンター席に座りながらメニュー表を見て思案。
いつもの「煮玉らぁめん」ではなく「チャーシューめん」に「煮玉子」をトッピング。麺の硬さは「カタ」で注文した。
豚と鶏の絶妙バランスの癒し系スープ
待つことしばしで配膳された「チャーシューめんの煮玉子入り」は、豚骨をベースとしながらも鶏ガラも加わったあっさりとしたやさしいスープ。だけどコクと旨み、そして甘みも加わった美味しさが溢れ出てくるような一杯。豚骨由来のくさみも一切なく老若男女の誰もが安心して楽しめる一杯に仕上がっている。
合わせる麺も相性抜群で、歯切れのいい極細のストレート麺。「チャーシューめん」なので薄くスライスされたトロトロのチャーシューがグルッと丼碗のフチを囲むように一周しているので食べ応えもあり満足度の高いひと品。ごちそうさまでした。
福岡市営地下鉄の「天神駅」や「博多駅」からも「中洲川端駅」を経由することで接続できる、福岡市営地下鉄箱崎線。その「呉服町駅」から歩いて10分弱の立地にある〈らぁめん39番地〉。何度食べても飽きのこない日常食としての一杯は、地元の方々を中心に通い続ける常連さんも多く存在しています。お立ち寄りの機会があれば、ぜひご堪能ください。
らぁめん39番地
住所 :福岡県福岡市博多区下呉服町6-7-1[地図]
営業時間:11時30分~21時00分(スープ、麺が無くなり次第終了)
定休日 :水曜日
駐車場 :専用駐車場店頭に1台あり、近隣有料駐車場あり
要確認 :らぁめん39番地(※インスタグラム)