家系ラーメンとの親和性がある博多豚骨ラーメン〈細ストレート麺と甘めの醤油系ダレで博多スタンダードに〉
福岡県福岡市博多区の博多駅前。今から4年ほど前の2020年に九州では初めてとなる横浜家系ラーメンの総本山「吉村家」直系店として「横浜家系総本山 吉村家直系店 ラーメン内田家」を開業。その流れのまま2021年には福岡市博多区の西月隈に〈横浜家系 ラーメン内田家 博多本店〉を開店。さらに家系ラーメンと博多豚骨ラーメンのノウハウをそれぞれ取り入れたお店「博多豚骨醤油らーめんウチダヤ」を2023年に博多駅筑紫口に開店させ現在に至る。
家系ラーメンと親和性があるラーメン
2ヵ月ほど前、横浜家系ラーメン店で、見た目からも本格的な博多の豚骨ラーメンが食べられると聞きつけ〈横浜家系 ラーメン内田家 博多本店〉を訪れてみた。それが、また噂通りの美味しさだったことから、今回早くも2度目の訪問になった。場所は福岡市博多区の「西月隈」。福岡都市高速が真上を通る国道3号線沿いという車での交通アクセスが最適の利便性の高い場所にあり、広々とした専用駐車場もしっかり完備しているので車での移動が中心の方には安心・快適なお店。
この日はまだ開店まもない11時半頃の訪問にもかかわらず、すでに店内は賑わいをみせていた。入口横にある券売機前へ進むと、連れの二人は迷うことなく家系ラーメンのメニューやラーメンライスなどのセットメニューが並ぶ上段の中から、最上段左上の「ラーメン」を選択。自身も迷うことなく三段目の内田家的豚骨ラーメンになる「シェフの気まぐれとんこつ」を選択。追加で前回食べた時に(このスープには)絶対合うと確信していた最下段のトッピングの中から「生卵」も発券。
ちなみに通常の「(横浜家系)ラーメン」は「替玉」不可ながら、この「シェフの気まぐれとんこつ」というメニューに限り「大盛り」を発券すれば「替玉」ができるという博多仕様になっている。
博多スタンダードの「豚骨ラーメン」
この日は三人での訪問だったため最奥のテーブル席に腰を下ろし、スタッフの方にそれぞれの食券を手渡し、連れの二人はそれぞれ「量」の好みを伝え終えたところで、自身は麺の硬さを「普通」、生卵は別皿でいただくことにした。
待つこと少々で最初に配膳された「シェフの気まぐれとんこつ」は、荒々しさと豚骨独特の香りが同居する見た目からの好印象。そこに「生卵」を月見のように落とすと、カエシが強めなスープの茶褐色にネギの緑、ボリューム感のあるキクラゲの黒、大判のホロホロとした食感のチャーシューの赤茶、細ストレート麺の白、月見の黄、テーブルの朱と7色の色彩が、見た目にも楽しめる一品に仕上がった。
見た目には野性味のある雰囲気に仕上がっているけれど、豚骨ベースのスープに九州醤油らしい甘めのカエシをバランスよく使用した博多スタンダードな豚骨ラーメン。まろやかでさっぱりとした味わいの中に塩味がキリリと効いた一杯なので「生卵」をスープとともレンゲに乗せ、麺を絡めながらいただくとちょうど良い塩梅のひと品になった。
スープに合わせる麺は、ザクザクとした食感の歯切れのいい細ストレート麺。バランスのとれた豚骨スープとの相性も抜群で、どこか懐かしさも想起させるような素敵な逸品。大変美味しくいただきました。
こちらの〈横浜家系 ラーメン 内田家〉発の豚骨ラーメンになる「シェフの気まぐれとんこつ」。機会がありましたらぜひお試しください。
横浜家系 ラーメン内田家 博多本店
住所 :福岡県福岡市博多区西月隈3-15-11[地図]
営業時間:11時00分〜21時00分
定休日 :不定休
駐車場 :専用駐車場あり
要確認 :ラーメン内田家 博多本店(※インスタグラム)