23勝(18KO)1敗のWBCミドル級チャンプ
2022年10月8日に、ファン・マシアス・モンティエルを3回KOで下してWBC暫定ミドル級王者となったドミニカ人、カルロス・アダメスが、今週末、正規王者となってから初めての防衛戦を迎える。
現在30歳の彼は、ドミニカ共和国のコメンダドール生まれで、現在はニューヨークのワシントンハイツ在住だ。元王者のカルロス・モリナ、フランク・ガラルサ、ジョシュア・コンリー、アレハンドロ・バレラらを相手に勝利を重ね、コンテンダーとしての地位を確立した。キャリア唯一の黒星は、2019年にWBO暫定スーパーウエルター級タイトルに挑み、パトリック・テイシェイラに僅差の判定負けを喫したものだ。
アダメスは2021年12月にトップコンテンダーのセルギー・デレビャンチェンコを圧倒して大いに名を上げ、続く2022年10月には、ファン・マシアス・モンティエルを3ラウンドでKOして暫定ベルトを獲得した。
モンティエルに勝利した後、元WBA/IBFスーパーウエルター級王者ジュリアン・ウィリアムズも9回KOで退けたアダメスは、この5月7日に暫定ではなく、正規王者となった。2021年6月19日以降、防衛戦を行っていないジャーモール・チャーロがベルトを保持していることに懐疑的な目が向けられていたが、そのチャーロは飲酒運転で逮捕された。
これを受けたWBCはチャーロのタイトルを剥奪。その数時間後、アダメスを暫定チャンピオンからミドル級の正規王者に昇格させた。
今週末の挑戦者はテレル・ガウシャ。アダメスは話す。
「私は常にチャンピオンシップの重要性を理解していたので、世界王座に就いた今も特に何の変化もありません。今後も、しっかりとボクシングと向き合っていくだけです。
ガウシャは多くの偉大な相手と対戦してきた熟練したファイターですが、私の怖さは知らない。彼は6月15日にそれがどのようなものかを理解することになるでしょう。
今回のトレーニングキャンプでこなしたスパーリングで、自分はまた一つ上のレベルに行きました。キャンプ中、私は自分がスパーリングする相手全員が成長を手伝ってくれたのです。この戦いに向けた準備は万端です。
最高のコンディショニングなので、これ以上良くなることはありません。私は心身ともに鋭い感覚を磨き上げました。土曜の夜に素晴らしい形でタイトルを防衛しますよ」
ようやく"暫定"が外れた5連勝中のアダメスは、チャンピオンに相応しいファイトを見せられるか。