すい臓が悪くなると“消化不良”がおこる?-消化に大切なすい臓の働きを分かりやすく解説!-
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は…
すい臓と消化の繋がりを解説していきます。
すい臓について
すい臓(膵臓)は、
十二指腸と脾臓(ひぞう)の間にある臓器です。
そして、すい臓の代表的な働きは、
「血糖値を調節するホルモンの分泌」
↓
・血糖値を下げるインスリン
・血糖値を上げるグルカゴン
などのホルモンを産生・分泌します。
特に「インスリン」に関しては、
“血糖値を下げる唯一のホルモン”です。
なので、すい臓の機能が低下して、
インスリンが分泌できなくなると、
糖尿病(高血糖)に繋がってしまいます。
そして、
すい臓の働きはもう1つあって、
それはすい液(膵液)の分泌です。
すい液には、重炭酸イオンと
各種消化酵素が含まれています。
重炭酸イオン
食べたものが
胃から十二指腸に流れてくるときは、
胃液まみれになっています。
胃液は酸性なので、
このまま流れていくと
十二指腸が傷ついてしまいます。
そこで、
すい液に含まれる重炭酸イオンが活躍します。
重炭酸イオンは弱アルカリ性なので、
酸性の胃液を中和してくれます。
なので、
すい臓が機能低下すると、
↓
すい液の分泌が低下(重炭酸イオン×)
↓
酸性の胃液を中和できず、
十二指腸が傷ついてしまう。
消化酵素
すい液には、
三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)の
各種、消化酵素が含まれています。
なので、
すい臓の機能が低下すると…
↓
すい液の分泌が低下(消化酵素×)
↓
消化不良に繋がってしまう。
さらに、
すい液の分泌低下したことにより、
消化が正常に行われなくなってしまうと
↓
「吸収」も正常にできません。
↓
なので瘦せてしまったり、
疲れやすいなどの症状にも繋がる。
このように、すい臓というのは、
・血糖値の調節
・十二指腸に流れてくる胃液の中和
・食べ物の消化
という様々な働きがあります。
とても働きものなんですね♪
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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【おがちゃん先生について】
・ウィルワン整体スクール卒
(現リエイチ整体アカデミー)
・インスタグラムフォロワー1万人超
・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中