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コンビニの二郎系レンジ麺食べ比べ!セブン、ローソン、ファミマ何が違う?

オサーンカップ麺ライター
セブン(左)、ローソン(中央)、ファミマ(右)の二郎系レンジ

コンビニの「二郎インスパイア」レンジ麺食べ比べ

今回は、コンビニで売られている二郎インスパイアのレンジ麺、セブン-イレブンの「中華そばとみ田監修 デカ豚ラーメン ワシワシMAX」と、ローソンの「満腹濃厚豚ラーメン」、そしてファミマの「千里眼監修 ニンニクザンマイ(まぜそば)」の3品を食べ比べます。

二郎インスパイアといえば家系ラーメンと並ぶラーメン業界の大潮流ですが、二郎系はコンビニでも大人気。コンビニ各社は競うように二郎系の味を再現したレンジ麺を出し、しのぎを削っています。いずれも税込600円台後半の価格設定。

セブン、ローソン、ファミマでそれぞれ売られている二郎インスパイアのレンジ麺にはどのような違いがあるのでしょうか。

セブン-イレブン「中華蕎麦とみ田監修 デカ豚ラーメン ワシワシMAX」

セブン-イレブン「中華蕎麦とみ田監修 デカ豚ラーメン ワシワシMAX」
セブン-イレブン「中華蕎麦とみ田監修 デカ豚ラーメン ワシワシMAX」

まずはセブン-イレブンの「中華蕎麦とみ田監修 デカ豚ラーメン ワシワシMAX」。豚骨魚介つけ麺の名店として知られる千葉・松戸の「中華そば とみ田」が監修するレンジ麺です。「とみ田」の系列には「雷」という二郎インスパイア店もあり、こちらも大人気店となっています。

「とみ田」の商品は、コンビニの二郎系レンジ麺の中でも草分け的な存在で、何度もリニューアルを繰り返しながら現在に至り、セブンの名物商品のひとつと言っても過言ではありません。

「中華蕎麦とみ田監修 デカ豚ラーメン ワシワシMAX」完成
「中華蕎麦とみ田監修 デカ豚ラーメン ワシワシMAX」完成

豚骨醤油味のスープに、極太強縮れの大盛麺と、巨大チャーシュー、背脂、きざみニンニク、そして山盛の野菜が合わせられています。

豚骨醤油味のスープは濃厚でニンニクやアブラの量も多く、今回の3品の中で最も力強いスープとなっています。

背脂やきざみニンニク
背脂やきざみニンニク

背脂とニンニク。背脂は角切りの大きな粒でゴロゴロたくさん入っており、アブラの塊の味が楽しめます。きざみニンニクもたくさん入っていてキレ鋭く、背脂、ニンニクともに圧倒的。

極太のワシワシ麺
極太のワシワシ麺

麺は縮れの強い極太。200グラム入っており、一般的なコンビニレンジ麺の1.5倍程度のボリュームとなっています。二郎系のお店で使われるワシワシした食感の麺が再現されていますが、過剰すぎるワシワシでむしろゴリゴリ食感といった方が良いかもしれません。この食感も他2品と大きな違いとなっています。

特大のチャーシュー
特大のチャーシュー

二郎系のお店では特大のチャーシューが入っていることが多いですが、この商品おチャーシューは二郎系のほとんどのお店にも勝りそうな大きさと厚み。脂身の多い豚バラチャーシューでジューシーでした。

ローソン「満腹濃厚豚ラーメン」

ローソン「満腹濃厚豚ラーメン」
ローソン「満腹濃厚豚ラーメン」

続いてはローソンの「満腹濃厚豚ラーメン」。商品名が黄色地に黒や赤のいかにも二郎インスパイアなカラーリングで書かれていますが、3品のうちローソンだけ名店再現系の商品ではありません。

「満腹濃厚豚ラーメン」完成
「満腹濃厚豚ラーメン」完成

豚骨醤油味スープに、極太で縮れのついた幅広の麺と大きなチャーシュー、背脂、きざみニンニク、山盛りの野菜、そしてエスビーの「あらびきコショー」が別添されています。

スープは少なめでとろみがついており、濃縮感のある豚骨醤油味となっています。豚骨醤油味は濃厚ですがニンニクやアブラは控えめで、特に背脂は存在感が希薄でした。

大ボリュームの麺
大ボリュームの麺

麺は縮れのついた極太幅広。セブンに比べて食感はやわらかめでつるみが強く、さほどワシワシはしていない印象です。麺量は明示されていませんが、200グラム入っていたセブンの麺量を上回っていると思われ、凄まじい食べ応えでした。

特大のチャーシュー
特大のチャーシュー

こちらも特大のチャーシューが入っており、厚みや食べ応えではセブンに劣るものの、それでも存在感は抜群。ジューシーで食べ応えあります。

山盛りの野菜
山盛りの野菜

チャーシューだけではなく野菜も山盛。もやしとキャベツが入っていますが、特にもやしの量は3品で最も多いです。きちんと盛れば二郎系のお店のような野菜タワーにすることもできそうな量でした。

ファミマ「千里眼監修 ニンニクザンマイ(まぜそば)」

ファミマ「千里眼監修 ニンニクザンマイ(まぜそば)」
ファミマ「千里眼監修 ニンニクザンマイ(まぜそば)」

最後にファミリーマートの「千里眼監修 ニンニクザンマイ(まぜそば)」。東京・駒場にある二郎インスパイアの名店「千里眼」によるレンジ麺です。
二郎インスパイアのお店は全国に数多くありますが、中でも「千里眼」は特に有名で、二郎要素に独自色を加えて多くのファンの支持を集めています。

他2品と違い、この商品だけ汁なしの「まぜそば」。

「千里眼監修 ニンニクザンマイ(まぜそば)」完成
「千里眼監修 ニンニクザンマイ(まぜそば)」完成

豚骨醤油味のたれに太くて幅広の麺と、チャーシュー、野菜、きざみニンニクに加え、赤い揚げ玉やマヨネーズといった他2品にはないものが入っています。

たれはニンニクやマヨネーズを効かせた豚骨醤油味。醤油がやや強めで豚骨の重厚さはあまりありません。また、きざみニンニクは入っているものの「ニンニクザンマイ」というほどにはニンニクは強くなく、アブラの存在感はさらに希薄。アブラの代わりにマヨネーズを効かせており、独自色が強くなっています。

チャーシューは小さく、セブンとローソンの大きなものに比べるとだいぶ見劣りしていました。野菜はそれなりに入っているものの、これもローソンやセブンより少なめ。

ボリュームある麺量
ボリュームある麺量

麺は極太で幅広、緩やかに縮れがついています。実際の「千里眼」のお店の麺は硬くて弾力が強いワシワシ麺の代表のような存在ですが、今回の麺はお店に比べるとソフト食感で縮れもおとなしめ。

実際の量は明示されていませんが麺はかなりボリュームがあり、セブンより多くてローソンと同じくらいありそう。お腹を満たすならお弁当コーナーの中でも屈指の選択肢でしょう。

辛揚げをイメージした揚げ玉
辛揚げをイメージした揚げ玉

お店のトッピングには、名物になっている「辛揚げ」という真っ赤な辛い揚げ玉がありますが、今回の商品でも「辛揚げ」をイメージした赤い揚げ玉が入っています。辛味が強くてアクセントになっており、インパクトが大きいです。
ただ、レンジ調理してしまうとカリカリした食感が消えてしまうのは残念でした。

マヨネーズ
マヨネーズ

マヨネーズが付いているのも他にはない特徴となっています。お店では「ガリマヨ」というニンニクを効かせた名物トッピングがありますが、今回のマヨネーズはプレーン。
野菜にマヨネーズをつけて食べると、コテコテの二郎系ラーメンを食べているはずがサラダを食べているようなちょっと爽やかな感覚になりました。

3品それぞれに特徴

コンビニ3社の二郎インスパイアレンジ麺を食べ比べましたが、ニンニクやアブラを効かせたパワフルなスープ、ワシワシどころかゴリゴリ食感の麺、大きくて食べ応えのあるチャーシューなど、セブン「とみ田」の二郎系としての完成度の高さが際立ちました。

ローソンは麺量やチャーシューの大きさ、山盛りの野菜といったボリュームが大きな特徴で、とにかくお腹を満たすなら3品で最良の選択肢ではないでしょうか。

ファミマ「千里眼」は麺量の多さも大きな特徴ですが、「辛揚げ」をイメージした辛い揚げ玉や、マヨネーズといった独自色が強く、二郎系ながら強い辛味のアクセントやマヨネーズのサラダを食べているような感覚になりました。

3品それぞれに大きな特徴があるので、食べ比べてみると面白いと思います。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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