日本0-0中国 韓国メディアは笑い止まらず…「日本大恥」「自信ありすぎた?」「韓国の優勝近づいた」
24日のE-1(東アジア)サッカー選手権で、中国相手にスコアレスドローを演じた日本。
これを韓国メディア各紙も報じた。
今夏の韓国の国内サッカーシーンも、日本と似た面がある。7月にはソン・フンミンが所属するトッテナム(イングランド)が韓国ツアーを実施。Kリーグオールスターチームと6-3というゴール咲き乱れの試合を見せるなど、大きな盛り上がりを見せた。
その後のE-1大会全体の関心度は決して高くはない。また、ビザの取りまとめが遅れ、韓国記者団の多くが今大会を取材に訪れていないが…「日韓戦を控えるとなれば話は別」。これに先立って行われた日中戦の衝撃的ドローを様々な角度から取り上げた。各メディアの見出しを中心に紹介する。
「日本サッカー『大恥』...U-23 中国と0-0引き分け【東アジアカップ】」スターニュース
「試合はどんなかたちであれ耐え抜こうとする中国、そして均衡を破ろうと知る日本のピンと張り詰めた流れのなかで続いた。結局、笑ったのは中国だった。体を張った中国の守備の集中力は日本の拙攻を前にして簡単に崩れることはなかった。試合は結局スコアレスドローに。韓国にとっては嬉しい知らせであり、日本にとっては絶望的な結果だった」
「【東アジアカップ】ホームでかかされた恥...日本は中国と0-0で引き分け」 スポーツ京郷
「衝撃に陥った日本『屈辱的引き分け』、中国はU-23なんだけど…」スターニュース
「厳しいタックル、足首を狙うものまで…格闘技が繰り返された中国-日本戦」 同
「自信ありすぎだった? 密着守備に苦戦した日本、中国に得点なしで0-0ドロー」 同
「中国は最前線のFWまで守備ラインに加わり、壁を築いた。日本はボールポゼッション70%台を維持しながら主導権を掴んだが、最後の段階であと一歩が足りなかった。中国のプレスは強くはなかったが、体を張ったプレーで日本を苦しめた。中国はフィジカルを活用したセットプレーで反撃の機会をうかがった。"0"の均衡は後半にも続いた」
「闘志・勇気・正直さで日本を当惑させた 中国メディア”大絶賛“」 ニューシス
「中国は日本を相手に2015年8月に中国武漢で行われた東アジアカップ以降、大会で初めての引き分けを記録した。特に日本で行われた試合で敗戦を喫しなかったのは2010年2月以来、12年ぶりだ。『人民日報』は中国代表チームの善戦を大きく称賛した。同媒体は24日、こう記した。『今大会の第2戦で我々の若い選手たちが日本を当惑させた』『その原動力は闘志と勇気、そして正直さだ』『我々はこの先、今日のようなサッカーを繰り広げなければならない』『今日の引き分けはこの先大きな影響を及ぼしうる。勇気と自信を得たことが引き分けよりも大きな成果だ』と続けた」
「『ゴール決定力が消えた』 日本、中国に0-0で引き分け…韓国1位」 スポーツ韓国
いっぽう、24日から25日朝の報道で目立ったのは「このドローによって、結局は韓国の今大会の優勝が近づいた」というものだった。
「韓国は東アジアカップ4連覇に近づく...韓日戦に引き分けても優勝」 中央日報
「日本、東アジアカップ 中国と0-0ドロー…韓国4大会連続優勝に青信号」 ニューシス
「『中・日の戦いに韓国が笑った』 0-0で引き分けた中国-日本」 マイデイリー
27日、大会最終日の日韓戦では勝ってこういった評価をもひっくり返すしかない。豊田スタジアムで行われる試合は、19時20分キックオフ。2試合終了時点で勝ち点6で首位に立つ韓国に対し、勝ち点4の日本が勝てば逆転の優勝となる。
特にコロナ時代に入って、韓国社会での「日本」そして「サッカー」の話題への関心度は相対的に下がっている。しかしこと「日本」に限って言えば、「サッカー」への関心度は高い。5月から6月にかけてはYouTube上での「日本関連動画」で「日本がW杯で死の組に入った」「ソン・フンミンのプレミア得点王を日本人が羨ましがっている」という動画がいずれもバズり、月間アクセス数1位を記録したりもした。
今大会に関しても、「日韓戦は別」。そういった戦いになるだろうか。