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保育士ママが勧める、入学準備の運動遊び【着替え編】イラストでわかりやすく解説

【育児マンガ】夢カナエ保育士 介護福祉士

こんにちは!発達と育児の支援サポーター『夢 カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)のこの親でもあります。

就学前、もうすぐ小学校へ通う子どもたちの心は、ウキウキ♪ワクワク!

憧れの小学校、新しい友達、初めての勉強などなど…たくさんのことに夢を抱いているのでしょうね。

しかし小学校は、夢の場所とは限りませんね。

いくつもの厳しい現実も、待ち構えています。

学校生活は保育園や幼稚園と違い、自分のペースではなく、先生の指示を聞いて、決まった場所に、決まった時間で動かなくてはなりません。

「クラスのみんなに遅れないで、活動できるかな?」

多くの保護者が、そう心配しておられることでしょう。

今日は、スムーズに小学校生活をスタートするために必要な技術の一つ、【着替え】に注目しました。

上手に『着替えができるようになる』、体を使った遊びをご紹介したいと思います。

《狭いスペースで立って着替えができる》

小学校では、体育の授業の前に体操服に着替えなくてはなりません。

就学前のお子さんたちは、どこで、どのような格好で着替えているでしょう?

おそらく安全に着替えるために、広いスペースで床に座ったり、椅子に座りながら着替えている子が多いのではないでしょうか。

小学校では教室の中で、たくさんの机や椅子にぶつからないように、気をつけながら、立って着替えます。

立って着替えるためには、バランスをとりながら服を着脱しなければなりません。

1クラスに数人の割合で『発達性協調運動症(DCD)』の子がいるといわれています。

DCDの子は、麻痺などがないにも関わらず、着替えのような複数の体の動きを協調させる運動を、年齢相応に行うことができません。

サイト内リンク:ただの不器用、運動音痴ではない【発達性協調運動症の特徴3選】 保育士ママがイラストでわかりやすく解説

《着替えに必要な能力とは?》

DCDでなくても、就学前の子どもたちは、まだまだ自分では上手く着替えられませんね。

着替を行うためには、腕と足を同時に動かしながらバランスを保つなど、いくつかの運動を同時に行う能力を必要とします。

これらの能力を向上させる、運動遊び3つを紹介します。

《上手に着替えができるようになる3つの運動遊び》

①壁に伝ってバランスをとろう!

壁に片手をついて、ズボンやスカートを上げ下ろしする運動をしてみましょう。

両手を使わないと上げられない子は、背中や肩を壁につけてやってみましょう。

いろんな体制で、立って着替えるクセをつけます。

最終的には、何にもつかまらないで着替えられるように、スモールステップで、少しずつハードルを上げていきましょう。

バランスを崩して転んでも大丈夫なように、周りに物がない場所で行いましょうね。

②おしり歩きで上半身の保持とバランス感覚を養おう!

膝を少し曲げて、お尻を床につけて座ります。

おしりを左右交互に浮かしながら、前に進みます。

上半身がよろけないように、バランスを保ちながら進みましょう。

前進だけでなく、後ろや斜めに進んでみるのもオススメです。

フローリングの床よりも、少し弾力のあるじゅうたんや、プレーマットがあれば、おしりに優しいですね。

③魚釣りゲームで左右の腕の力をつけよう!

ラップの芯に糸を結び、糸の先端にマグネットをつけます。

魚などの海の生き物をかたどったカードに、金属クリップをつけて、床に置きます。

ラップの芯を持って、魚釣りゲームスタート!

最初は利き手で持ち、次に反対の手に交代します。

左右の手で、同じように吊り上げられるようになるといいですね。

楽しみながら左右の腕の動きと、集中力をアップしていきましょう。

まとめ

楽しい小学校生活をスタートするためには、勉強だけでなく、まず年齢相応の日常生活がスムーズに出来ることが、一番のポイントです。

今日ご紹介した運動遊びを、就学前から時間をかけて、ぜひ家庭で練習してみてくださいね。

お子さんたちが自信を持って学校へ通い、小学校生活をエンジョイできることを、心から願っています。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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