4冠統一ウエルター級タイトルマッチ間近!「WBA/WBC/IBF王者の言葉」
刻一刻と開始ゴングが迫っている4冠統一ウエルター級タイトルマッチ。現地時間25日、両チャンピオンが無事にラスベガス、MGMグランドガーデンに到着した。先日、行われたバーチャル会見での、WBA/WBC/IBFチャンピオン、エロール・スペンス・ジュニアの言葉をお届けしよう(明日は、WBO王者テレンス・クロフォードの発言をお伝えしたい)。
「お互いに、一歩も引かないファイトになるさ。俺とテレンスが組めば、素晴らしい試合になる。2人とも勝つ為に努力してきたし、全てが懸かっている。間違いなく、極上のパフォーマンスを見せられると思う。
俺は3週間前からラスベガス入りしてトレーニングを重ね、当地に順応した。100%集中し、ハードワークしてきた。戦い方を検討し、課題を確実に押さえて一瞬も手を抜かないようにしている。これは"レガシーファイト"であり、後々まで語り継がれる一戦となるだろう。
我々の戦いは、ボクシング界にとって大きな意味を持つ。世界最高のファイター2人による、歴史的な一戦だ。こんな試合は滅多にない。我々は根っからのファイターであり、人生を懸けて全力でぶつかり合う。
勝利を手繰り寄せる要素は、闘志、決断、集中力だ。自分のスタイルを貫ける者が勝つよ。
テレンスよりずっと才能に恵まれた選手が、敗者となったことだってある。それがボクシングなんだ。俺は自らの能力を知っている。リングに上がる時の心構えも分かっている。自分は、いかなるファイターにも勝てると信じている。
(トレーナーである)デリック・ジェームズのチームは、それぞれのメンバーが互いを刺激し合っている。他のトップファイターたちが俺の動きを観察し、模倣したりしているんだぜ。デリックは俺たちに、かけがえのない時間を与えてくれる。
言うまでも無いが、対戦相手のレベルは重要だ。俺はずっと、トップレベルの選手と戦ってきた。リングに上がったら、実力が全てさ。ペースを握り、作戦を実行するだけだ。
この試合が実現しなくなるような事態だけは避けたかった。テレンス戦が本決まりになるのであれば、犠牲を払うことも厭わなかった。だからエゴは捨てた。
誰もがこの試合の大きさを知っているし、俺とテレンスにとって、何を意味するかも把握しているよ」
ドリームマッチのゴングまで、あと3日だ。