Yahoo!ニュース

電車内でのハンディ扇風機はあり?真夏の車内で嫌がられる迷惑行動とは

樋口智香子マナー・コミュニケーション講師

日本各地で記録的な猛暑が続いています。
冷房のきいた電車に乗ると、すっと汗がひくのを感じますが、混みあう時間帯もありますね。
暑い時期ほど、人との距離が近い電車やバスでは、周りの人への心遣いを大切にしたいものです。

この記事では、夏の混みあう電車やバスでの迷惑行動についてお伝えします。

車内でのハンディ扇風機の使用はあり?

周囲に人がいるときには、ハンディ扇風機の使用を控えることをお勧めします。
人がおこした求めてもいない風が、中途半場にあたるのは不快なものです。
また、混みあう車内は、様々なにおいも混在しています。そうしたにおいを、風と共に送ってしまう可能性もあります。
うちわや扇子も同様です。人に風をあててしまうものは、車内での使用を控えましょう。

きつい香水や柔軟剤

本人は良い香りだと思っている香水や柔軟剤も、迷惑行為に繋がることがあります。
香料は、体温が高くなると別の香りに変化することがあり、それを「きついにおい」と感じる人もいるからです。

合成香料の影響で、頭痛がしたり、吐き気を感じる人もいます。電車やバスなど、多くの人が利用する場では、強い香りがするものは避けましょう。

汗でべたついた肌や衣服が、人に触れる

通勤電車のように混みあう車内では、人と身体が触れ合うこともあります。
他人の、汗で湿った身体や服に触れるのは、不快なものです。
生理現象なので、汗をかくのは仕方のないことではありますが、汗ふきシートを活用するなど、周りの人への配慮をしましょう。

脚を広げて座る

夏に限ったことではありませんが、座席に脚を広げて座るのは迷惑行為です。
薄着になる夏、女性は特に、足もとにはご注意を。両膝をつけずに座ると、脚が開き、前に座った人が、目のやり場に困る状態にもなりかねません。
座席に座る際は、両膝をつけ、脚を閉じることを意識してください。

以上、真夏の電車・バス内での迷惑行動について、お伝えしました。
混み合う車内で、お互いに心地よく過ごせるよう、意識してみてくださいね。

マナー・コミュニケーション講師
樋口智香子

マナー・コミュニケーション講師

マナー・コミュニケーション研修講師。千葉県出身、元資生堂ビューティコンサルタント。NLP心理学とマナーをかけ合わせたプログラムにより、ビジネスマナー研修・接遇マナー研修・コミュニケーション研修棟を実施。全国250か所から招致され、指導人数は延べ20000人以上。セミナー・研修の他、書籍の出版、コラム執筆、雑誌記事や教材監修など幅広く活動中。

樋口智香子の最近の記事