宮城県 真夏日一歩手前の暑さから一転 12日(火)は全国トップクラスの肌寒さに
きょう11日(月)宮城県では、仙台で最高気温29.3度など10月らしからぬ暖かさ…と言うより暑さになりましたが、あす12日(火)は一変。きょうは真夏日一歩手前の暑さだったのに、あす日中は全国でもトップクラスの肌寒さになりそうです。
季節の境界線が通過して気温急降下
きょう暑かったのはもちろん宮城県だけではありません。東~西日本はここのところ10月だというのに真夏日が相次いで観測されています。
これは、本州付近で今さら夏の高気圧が強まっているためですが、もう10月です。大陸の方ではしっかりと秋の冷たい空気が力を蓄えています。
この夏と秋の空気の間にできているのが秋雨前線です。この季節の境界線がきょうはジワジワと南下してきていて、北から冷たい空気が流れ込んできています。
宮城県より少し北の秋田市では、きょうは朝6時に最高気温を観測した後は気温が下がり続けていて、この冷たい空気があすは宮城県にも流れ込んでくる見込みです。
しかも、この前線の雲が南に抜けきってしまえば、日差しが出るので多少気温は上がるのですが、あすはちょうど宮城県付近で前線が停滞し一日雨が降る見込みです。
秋の冷たい空気が、北からの海風によって流れ込み、しかも日差しがなく一日雨降り。気温の上がらない条件が全てあすの宮城県付近で揃ってしまいます。
日中の気温は全国トップクラスの低さ
これによりあすの宮城県の最高気温は15~16度止まりと、きょうより13度前後も低くなる見込みです。
きょう日中の気温が9月上旬並みだったのに対して、あすの予想最高気温は11月上旬並み=1日で2か月分の気温変化をする予想です。正式な統計があるわけではありませんが、ここまでの大きな気温変化は年にそう何回もあるものではないでしょう。
また、気象庁では全国の約170地点の予想気温を発表していますが、その中で「あす12日(火)の最高気温」として最も低く予想されているのが、北海道の紋別・網走と並んで宮城県の白石で予想最高気温は15度。
仙台の16度はそれに次いで2番目に低い値です。あすの宮城県は、標高の高い山の上を除けば日中は全国でもトップクラスの気温の低さと言えそうです。
季節の変わり目で気温変化の大きい時季ではありますが、その中でも特に大きな気温変化をしそうですので体調管理にご注意ください。