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「何故、どうして? 自分の感情を言葉にできないのか?」現役プロ心理カウンセラーが解き明かします。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「自分の感情を言葉にできない」というテーマでお話したいと思います。

では、早速。
世の中には、「自分の感情を言葉にできない」とおっしゃる人がいます。

考えられる理由は、次の2つです。
ひとつめは、自分の感情に無頓着である。
ふたつめは、自分の感情を表現する語彙力がない

では、順にご説明していきたいと思います。
自分の感情に無頓着な人、自分の感情に関心がない人は、「自分が今どう感じているのか?」わからないため、自分の感情を言葉に出来ません。こういう人は、世の中に少なからずいます。他人の感情を優先して、自分の感情を粗末にしてしまう人です。

次に、自分の感情を表現する語彙力がない人は、自分が、腹立っていても、哀しくっても、寂しくっても、「ムカつく」などという言葉を使ったりします。だから自分の感情を正確に言葉に出来ないのです。

よって、
自分の感情を言葉に出来るようになりたいのであれば、自分の感情に敏感になること、そして、自分の感情を正確に言い表す語彙力を持つことです。それが重要です。

具体的には、思い出した時でいいので、日記を書くと良いかと思います。
自分の想いを、自分の感情を、日記に書く、自分の感情を正確に日記に書き表す、そういうことを繰り返していけば、それが練習となって、やがては自分の感情を正確に言葉に出来るようになるかと思います。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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