大谷翔平の週間最優秀選手5度は、マイク・トラウトらと並び球団史上2番目の多さ。その上にいるのは…
6月12日~18日の週間最優秀選手(プレーヤー・オブ・ザ・ウィーク)に、ア・リーグは大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、ナ・リーグはマイケル・ハリス2世(アトランタ・ブレーブス)が選ばれた。
このスパンに、大谷は、打者として、7試合で打率.435と.588、6本塁打と12打点。投手としては、1登板で6イニングを投げて自責点2だった。ハリス2世は、7試合で打率.556と出塁率.536、3本塁打と9打点を記録した。
ハリスの出塁率は、打率よりも低い。そうなる理由については、前にこちらで書いた。
大谷は5度目の受賞、ハリス2世は初めての週間最優秀選手だ。
この賞は、ナ・リーグが1973年、ア・リーグは1974年にスタートした。
エンジェルスの選手として5度の受賞は、ティム・サーモンとマイク・トラウトの2人と並び、7度のノーラン・ライアンに次ぐ。
エンジェルスで受賞2度以上の選手は、以下のとおり。
デーブ・ウィンフィールドは、1991年に3度受賞している。1シーズンに3度は、1975年のライアンとともに、エンジェルスでは最も多い。
メジャーリーグ全体のシーズン最多受賞は4度だ。今から6年前の2017年に、J.D.マルティネス(現ロサンゼルス・ドジャース)は、デトロイト・タイガースとアリゾナ・ダイヤモンドバックスでプレーし、移籍前と移籍後に2度ずつ、週間最優秀選手に選ばれた。
また、ライアンの通算受賞13度は、アレックス・ロドリゲスと並び、歴代6位タイに位置する。その上のトップ5は、16度のマニー・ラミレスとミゲル・カブレラ(現デトロイト・タイガース)、15度のバリー・ボンズ、14度のフランク・トーマスとアルバート・プーホルスだ。
プーホルスの受賞は、セントルイス・カーディナルスで13度とエンジェルスで1度。だたただ、エンジェルス時代の週間最優秀選手は、最後の通算14度目ではない。カーディナルスへ戻った2022年に2度受賞し、シーズン終了後にユニフォームを脱いだ。