関東圏のエモ静ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな！（記事一覧）です。

毎年恒例の「都道府県魅力度ランキング」が、発表されました。注目の茨城県は、なんとか最下位は免れたものの46位。茨城県を30回以上は旅行している筆者は、意外なところに理由があると考えています。

筆者が１番好きな茨城県の風景は、筑波山山頂から見る水を張った田園。東京都民ですが、景色は高尾山より上かな？と思っています。

最近話題の石切山脈（石切り場）。栗の産地でもあり、モンブランがおいしいです。

田んぼの中にある、内原鉱泉。穴場中の穴場ですが、泉質がよく、景色もきれいです。

このように、魅力も豊富な茨城県なのですが、なぜ魅力度ランキングで、最下位を争っているのでしょうか？

例えば、静岡県（7777km²）と茨城県（6096km²）を比較してみます。JTB総合研究所が選んだ、全国のおもな観光地300からの抜粋です。

（１）おもな温泉
静岡県　…熱海、伊東、熱川、稲取、下田、伊豆長岡、修善寺、湯ヶ島、土肥、堂ヶ島、舘山寺
茨城県　…選出なし

（２）おもな山・高原・渓谷
静岡県　…富士山、十国峠、大室山、天城高原、天城峠
茨城県　…筑波山

（３）おもな海岸・岬
静岡県　…城ヶ崎海岸、弓ヶ浜、石廊崎、波勝碕
茨城県　…選出なし

旅行に行く目的と言えば、温泉、山、海の要素は大きいと思います。静岡県の方が、面積が1.27倍大きいことを差し引いても、かなり差をつけられた印象です。

茨城県が観光面で人気のない理由は、単純に温泉、山、海の観光地の数に尽きます。

少し踏み込むと、火山性の地形でないため、温泉や山岳が乏しいのだと思います。突き詰めて言えば、茨城県に人気のない理由は、マグマが活発でないからとも言えます。

一方で、茨城県を旅行すると、別の意味で「活発なマグマ」に出会うことがあります。

筆者が、茨城県（というか全国で）いちばん驚いたのは、茨城県の路線バスの運転手。乗車時にICカードの操作が分からないお年寄りに対し、運転席に座ったまま、怒鳴るように指示を出したのです！

この日は、筑波山のケーブルカーや飲食店の店員にもつっけんどんな対応をされ、１日に３回も驚くことになりました。

しかし、何度も茨城県を訪ねて分かったのは、接客業の方でも、おしなべて声のトーンが低いということ。温泉旅館でも、ご機嫌斜めなのかな？という対応がよくあります。

また、とくに中高年の男性の場合は、本人は普通に話していても、他県から見ると、怒っているように見えるのでは？ということに気づきました。

お年寄りに怒鳴るように対応していた、路線バスの運転手ですが、いま思い起こすと、お年寄りはあまり気にせず、聞き流していたようにも感じます。よくいる「茨城のお父さん」の様子だったのかも知れません。

茨城県出身の若い方に聞いてみました。

「県内に住んでる僕とかでも、怒鳴っているように感じることはあります(笑)　年齢的におじさんの人たちに多いですね。訛りというか、イントネーションがとても荒いのでそう感じさせるかもしれないです」

とのことで、予想は当たり。当人は普通に話しているのですが、県外の人から見ると、怒っているように見えると言えます。

「○○してねぇの！ ○○したのか！？ 人に物を頼む時も怒鳴ってる感じになりますね(笑)」とのこと。つまり、普段から、体内の「マグマ」の圧が強く、地声やトーンが大きめということになります。

※ご意見はサル@ 飛び込み営業 @salu18184さん（Twitter）から伺いました。

地域ブランド調査は、魅力度、観光意欲度、産品想起率、認知度から居住意欲度まで、さまざまな要素から実施されています。

そのため、マグマが活発でない地形（山、温泉が少ない）、マグマが活発な人が少しいる（会話の圧が高く、怒っているように見える）というのは、理由の一部に過ぎません。

県北を除き山が少ない分、平地が広く、知る人ぞ知るフルーツと野菜の王国でもある茨城。とくにエモ静ずらし旅にはおすすめですので、ぜひ実際に訪ねてみてください。

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《茨城県》地元民しか知らないみつお万寿（72円）の圧巻ぶり｜東京から90分

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