それ「胆のうの病気」のサインかも?-"胆のう"の病気になるとどうなる?-分かりやすく解説!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「胆のう病気」を解説していきます。
まずは、胆のうについてみていきましょう。
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胆のう(胆嚢)について
胆のうは、肝臓の下にある袋状の器官です。
そして、胆のうから繋がる管を「胆管(たんかん)」といい、十二指腸(小腸)までつながります。
胆のうは、肝臓でつくられた「胆汁」を濃縮して、蓄えておく役割があります。
この「胆汁」という液体は、脂肪を消化しやすくする作用があり、食事をすると十二指腸に分泌されます。
では、「胆のうの病気」をみていきましょう。
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胆のうの病気
胆のう、そして胆のうから繋がる管(胆管)の病気には「胆石」「胆のう炎、胆管炎」「胆道がん」などがあります。
他にもいくつかありますが、今回はこの"3つ"を解説してきます。
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①胆石
「胆石」は、胆汁が通る道のり(胆道)にできた石のような構造物です。
胆石ができる部位によって「肝内結石」「胆のう結石」「胆管結石」とよばれます。
胆石ができやすい人の特徴として、肥満者・女性・40歳以上・多産婦・糖尿病・脂質異常症などがあります。
胆石があっても無症状な方もいますが、みぞおちや右肋骨の下あたりの痛み・右肩の痛み・黄疸などが現れることがあります。
また、炎症が起こることで発熱、胆石が(十二指腸乳頭部に)詰まることによって急性膵炎が起こることもあります。
特に、天ぷらなどの油の多いものを食べた後に腹痛が起こりやすいです。
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②胆のう炎・胆管炎
「胆のう炎・胆管炎」は、胆のうまたは胆管に炎症が起きた状態です。
原因の多くは「胆石」ですが、感染・腫瘍・外傷・寄生虫などが原因となることもあります。
症状として、みぞおちや右の肋骨の下あたりの痛み・発熱・黄疸・悪心・嘔吐などが現れることがあります。
さらに重症化した場合、腹膜炎・意識障害・敗血症性ショックなどが起こることもあります。
「ショック」とは何らかの原因により、全身への血流が低下(血圧が大幅に低下)し、様々な障害が起きた状態.
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③胆道がん
「胆道がん」とは、胆汁が通る道のり(胆のう・胆管・十二指腸乳頭)に発生したがんのことです。
発生部位によって、胆のうがん・胆管がん・乳頭部がんに分けられます。
胆道がんは、胆のうや胆管に異常(原発性硬化性胆管炎など)があると、発症リスクが高くなります。
また、肥満・脂質異常症・糖尿病・高脂肪食の摂取・トウガラシの過剰摂取も、胆道がんを発症するリスクが高くなります。
胆道がんは、早期では"無症状"なことが多いです。
しかし、進行すると黄疸・右の肋骨の下あたりの痛み・発熱・食欲不振・体重減少などが現れることがあります。
また、胆のうや胆管は構造的に壁が薄いため、がんが浸潤・転移しやすい(広がりやすい)という特徴があります。
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胆のうの病気を予防するために
胆のうの病気の予防として、肥満の解消・脂肪を摂りすぎない・食物繊維をしっかり摂る・過食を控える・水分を十分に摂るなどがあげられます。
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最後に
胆のうの病気は「脂質異常症」や「糖尿病」などといった"生活習慣病"が、発症リスクを高くしてしまいます。
なので、定期的に健康診断を受けて、生活習慣病の予防をすることで、胆のうの病気の予防にもつながります。
では、今回はここまでになります。
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おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
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● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
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