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【神戸市須磨区】お得度No.1!神戸まつり 須磨音楽の森開催日は無料の須磨離宮公園を思い切り楽しもう

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

2023年5月27日(土)は、4年ぶりに開催される第50回神戸まつり各区のまつりの日。先週先行開催された北区を除き市内の様々な場所で開催されますが、普段有料の施設が無料開放されるのは須磨区の須磨離宮公園で開催の「須磨音楽の森」だけ。実は一番オトク度が高いのです。しかも今年は「チキンガーリックステーキ」によるスペシャルステージや神戸ジャズ100周年記念ステージもあり、音楽イベントも一番充実。そんな須磨離宮公園、噴水がある本園だけ見て帰ってませんかー?須磨離宮公園は植物園エリアも見どころいっぱい。是非こちらも楽しんでみてくださいね。どんなところなのかざっとご紹介します!

神戸市立須磨離宮公園は有料の公園なので、普段は15歳以上(中学生を除く)400円、小・中学生200円の入園料が必要。でも、神戸まつり「須磨音楽の森」開催日は無料となります。(駐車場は有料です)

「須磨音楽の森」開催日はこんな感じ。例年ステージでのイベントが始まる1時間以上前から多くの方が階段のところに座られていて足の踏み場もありません。なお、100席ほど用意されているステージ観客席への入場は10時30分からで先着順となっています。いい場所で観たいならお早めに。これは2019年開催時の写真です。

今年のステージプログラムは、こちらのPDFをご覧ください。オープニングは11時。神戸市消防音楽隊の吹奏楽から始まり、ラストの兵庫県警察音楽隊の吹奏楽まで20ものパフォーマンスが繰り広げられます。
チキンガーリックステーキさんのステージは13時頃、各区のまつり全てに出演のワタナベフラワーさんは14時台です。また、神戸ジャズ100周年記念のジャズステージは15時頃です。

神戸市民なら誰もは一度、いや二度三度行ったことある須磨離宮公園。一番の見どころはこの噴水広場ですが、この周辺だけを見て、ジャンボすべり台や子供の森のあたりで子供を遊ばせて、レストハウスで食事して、それだけで帰ってしまう方も多いのでは?

須磨離宮公園には本園の東側に植物園のエリアがあります。こちらも見どころいっぱい。今回はぜひこちらにも足を運んでみましょう。南大噴水のところから藤棚の前を通っていくのがわかりやすいです。南大噴水のあたりは南国っぽくていい感じですね。

植物園エリアへは、このトンネルを通っていきます。園内MAPには隧道と書かれてますが、この隧道は皇室の別荘「武庫離宮」だったときの遺構で、有事の際の避難路であったとされています。「武庫離宮」は1914(大正3)年に完成。西本願寺月見山別邸と隣接する土地を宮内省が買収して造営されたもの。

100年以上も前のトンネルが残っています。100年前に思いを馳せながら通り抜けてみましょう。

阪神高速道路が上を走ってるところを越えて植物園エリアへ。

植物園エリアに入り、左手のみどりの滝の脇の道を奥に進むと、花の広場、花の庭園へと続きます。

花の庭園は約1300平米の広さのヨーロッパ風の庭園で、季節ごとに様々なお花を楽しめます。

花の広場から観賞温室のほうへ。

温室では亜熱帯植物が楽しめます。南国気分に浸るのもいいですね。

温室前にはこんなところも。ここでちょっと一息。

観賞温室の隣りにあるのが、ドラマ「華麗なる一族」のモデルとも言われる旧岡崎財閥の邸宅を当時のまま残している和室。

そしてこの前には美しい和庭園が広がっています。須磨離宮公園って洋風の庭園ばかりと思っていた方には意外に思われるかも。

近くにはもみじの頃には特に美しい景観となるもみじ滝があります。

植物園エリアはこの他にも、あじさい園、梅園、春の蝶が観察できるバタフライガーデンなどもあり、見どころたっぷり。園内マップはこちらをご覧ください

あと、本園に戻りますが、バラも今見頃なので、世界殿堂入りバラ園、王侯貴族のバラ園もお見逃しなく。オリジナルローズ「茜離宮」も開花中です。

今回は神戸まつり「須磨音楽の森」開催中のみ入園無料となる須磨離宮公園の植物園エリアをご紹介しました。
5月27日(土)に開催される神戸まつりの各区のまつり。地元のまつりだけ楽しむ方も多いかと思いますが、お得度No.1で音楽充実、植物とも触れ合える「須磨音楽の森」は、遠くからでも足を運ぶ価値アリ!ですよ。

基本情報
イベント名:第50回神戸まつり 須磨音楽の森
開催場所:神戸市立須磨離宮公園(神戸市須磨区東須磨1-1)まつりの開催場所は、中門(なかもん)広場及びおべんとう広場
開催日時:2023年5月27日(土曜)11時00分~17時00分 2023年5月27日(土曜)11時00分~17時00分※ステージ観客席への入場は10時30分から(当日先着順)
アクセス:

山陽電車「月見山駅」「須磨寺駅」「東須磨駅」下車 徒歩10分。

JR「須磨駅」、山陽電車「須磨駅」より市バス75系統 妙法寺駅前行 「離宮公園前」下車すぐ。

市営地下鉄「妙法寺駅」より市バス75系統 須磨一の谷行「高倉台南口」下車南へすぐ。
駐車場もありますが、混雑が予想されますので、公共交通機関での来場をおすすめします。

第50回神戸まつり 公式サイト
第50回神戸まつり 須磨音楽の森の詳細 ・ イベントマップ

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WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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