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【神戸市】JRとはちょっと違う眺望を山陽須磨〜垂水間で!海一望の「滝の茶屋駅」はぜひ降りてみて

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

須磨〜垂水間、あなたは何に乗って移動しますか? おそらくJR神戸線で移動する方が7、8割かと思います。JR神戸線の須磨〜垂水間は海のそばを走っている為、車窓いっぱいに海を感じることができる神戸らしい路線ですよね。でも、JR線のちょっと上、高台から海を見下ろすように走る山陽電車も、JR線とは違う眺望を楽しめる素敵な路線です。途中にある「滝の茶屋駅」からの絶景も見逃せません。そこで今回は、山陽電車の山陽須磨〜山陽垂水間の車窓風景を動画を交えてご紹介。JR神戸線とはちょっと違う風景をお楽しみください。

山陽電車に乗り、山陽須磨駅を出発すると見えてくるのは須磨浦公園の緑。その緑越しに神戸市立須磨海づり公園が見えます。JR神戸線だと海しか見えませんが、山陽だとこんな眺望に。

JRだと海がもっと近いですが、山陽は国道2号線を挟んでの海。「海の眺望を楽しむならJR神戸線のええやん!」と思ってませんかー?
いやいや、JR神戸線では絶対見られない眺望が山陽電車なら楽しめるのです。

JRだと国道2号線沿いの「うどん茶房竹屋」のあたりから、平磯緑地に遮られて海が見えなくなってしまいますが・・・

少し高いところに線路がある山陽電車だと、海がよーく見えます!

「滝の茶屋駅」で降りてみると・・・

東は大阪湾から西は淡路島まで・・・

大パノラマが広がっています。
須磨浦公園から塩屋にかけては、神戸でも海と山が最も接近している地域。この区間を含む須磨〜舞子間は、JR神戸線と山陽電鉄本線が並行する区間の中でも最も海を感じられるところ。

特に山陽電車「滝の茶屋駅」は、南側の眺望を遮る建物が一切ない高台に位置しているのと、市街地から20分ほどとは思えないローカル路線っぽい駅の雰囲気が、都会の神戸とは別の顔をのぞかせてくれます。この駅は通り過ぎるだけでは勿体ない! ぜひ途中下車して、この雰囲気に浸ってみましょう。できれば、駅周辺を歩いてみるのもいいかもしれません。

山陽須磨駅から山陽垂水駅までの、車窓風景をぜひ動画でお楽しみください。そして、いつもJR神戸線にしか乗らない方も、ぜひ一度山陽電車に乗ってみてください。JRとはまた別の表情の車窓風景、ホームからの海景色、潮の匂いに癒やされますよ。

メディアに登場する「滝の茶屋駅」

こんな素敵な「滝の茶屋駅」、CMやアーティストのMVに使われてたりしないかな?と探してみたら、ありました!

映画『ホームレス中学生』で、主人公の家出先のロケ地として使われているようです。東側から見た駅舎と滝の茶屋駅前商店街などが登場し、主人公の兄が滝の茶屋駅から上り電車に乗車しているシーンがあるそうです。

文学作品では、2010年森田季節作の小説『ともだち同盟』の第二章のタイトルとなっていて、ヒロインである千里の最寄り駅。駅から見える海や商店街が描写され、駅名の由来も語られているとか。漫画では、阿部共実作『空が灰色だから』の一コマにホームが登場。

神戸の方なら一度は見たことがあるCMとしては、神戸新聞社の 『この街が好き。この街で生きる。』で、のんさんが出演している2019年版のCMですね。(YouTubeで探してみたのですが、なぜか現在は消されているようです。)

最近のだと、北神急行電鉄公式マスコットキャラクター北神弓子応援ソング「恋のトンネル」や、神戸市営地下鉄海岸線20周年お祝いソング​「ゆめゆめかもめ」などを歌っている、鉄道系音楽グループ 半熟BLOOD(はんじゅくぶらっど)さんの「なつやすみ」のMVに「滝の茶屋駅」が登場します。歌詞に「君と遊覧列車に出かける」というフレーズが!まさに、遊覧列車ですよね!山陽電車のこの路線は。須磨浦山上遊園や須磨海岸も登場するとても素敵なMVなので、ぜひご覧ください。

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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