MVPが薬物使用で出場停止◆9回裏に5人の投手が登板…【7月22日のMLB】
◆2013年7月22日
ミルウォーキー・ブルワーズのライアン・ブラウンが、禁止薬物(PED=パフォーマンス向上薬)の使用により、この日からシーズン終了まで出場停止となる。65試合のうち、50試合は「バイオジェネシス・スキャンダル」、15試合は2011年の薬物検査に対する行動によるものらしい。後者は、10月の検査で陽性反応が出たものの、採取した尿サンプルの管理に不備があったと訴え、この時は処分を免れた。ブラウンは2011年に30-30やリーグ・ベストのOPS.994などを記録し、MVPに選出された。処分後も受賞の取り消しはなし。ブラウンに次ぐ投票2位は、56ポイント差のマット・ケンプだった。
◆2007年7月22日
コロラド・ロッキーズ傘下の2A、タルサ・ドリラーズのマイク・クールボー一塁コーチが、試合中にコーチズ・ボックスで頭に打球を受け、搬送先の病院で亡くなる。35歳。7月上旬に就任したばかりだった。この事故をきっかけとして、一塁コーチと三塁コーチのヘルメット着用が義務づけられた。
◆1967年7月22日
アトランタ・ブレーブスの5投手が、9回裏のマウンドに上がる。先発投手のケン・ジョンソンが、1死一、二塁したところで降板し、そこから4投手が打者1人ずつに投げた。ラモン・ヘルナンデスは遊撃ゴロ(二塁封殺)に仕留めたが、クロード・レイモンとディック・ケリーはそれぞれタイムリー・ヒット(二塁打と単打)を打たれ、セシル・アップショウが二塁ゴロに討ち取ってイニングを終えた。スコアは4対1から4対4の同点になり、延長13回表に逆転されて4対5で敗れた。レイモンは、当時の日本の表現を使えば「社会の窓」を開けて写っているベースボール・カードでも知られる。これは、彼のジョーク。
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