ワイルドカードの3位タイだと、カブスはポストシーズンに進めない!?
9月22日、シカゴ・カブスは、6対0でコロラド・ロッキーズを破り、シーズン80勝目を挙げた。他の試合はまだ終わっていないが、現時点において、カブスはワイルドカード・レースの3位。ポストシーズン進出圏内にいる。
カブスの上下に位置する各2チーム(とカブスとのゲーム差)は、上がフィラデルフィア・フィリーズ(4.5ゲーム)とアリゾナ・ダイヤモンドバックス(1.5ゲーム)、下はマイアミ・マーリンズ(0.5ゲーム)とシンシナティ・レッズ(1ゲーム)だ。
マーリンズは、9月22日の試合に勝つと、前日と同じく、カブスとともに3位に並ぶ。どのチームがワイルドカードをゲットしてポストシーズンに進むのかは、まだわからない。レッズに次ぐ数チームも、わずかとはいえ、ポストシーズン進出の可能性はゼロではない。
カブスの場合、ワイルドカードの3位タイでは、ポストシーズン進出を逃すことになりかねない。2チームがワイルドカードの3位に並んだ時は、両チームの対戦で勝ち越しているほうがポストシーズン進出となる。カブスは、フィリーズに1勝5敗、ダイヤモンドバックスに1勝6敗、マーリンズに2勝4敗、レッズには6勝7敗。いずれにも負け越していて、ここからの8試合で当たることもない。
一方、マーリンズは、フィリーズ、ダイヤモンドバックス、カブスに勝ち越している。それぞれ、7勝6敗、4勝2敗、4勝2敗だ。レッズとは3勝3敗だが、タイブレイクの2番目の決定要素において、マーリンズはレッズを凌いでいる。マーリンズが同地区(東地区)の4チームに計25勝24敗(残り3試合)であるのに対し、レッズは同地区(中地区)の4チームに計19勝27敗(残り6試合)だ。