ドジャースのベッツは月曜に復帰。ここからは、遊撃ではなくライトを守り、打順は1番ではなく2番
ロサンゼルス・ドジャースに、ムーキー・ベッツが戻ってくる。
6月16日の7回裏、ベッツは、死球により、左手首を骨折した。それまでは、主に「1番・遊撃」として出場し、打率.304(283打数86安打)と出塁率.405、10本塁打、OPS.892を記録していた。
LAタイムズのマイク・ディジオバンナらによると、デーブ・ロバーツ監督は、ベッツが月曜日に復帰してライトを守る、と語ったという。ドジャースは、8月12日~15日――月、火、水、木――に、アウェーでミルウォーキー・ブルワーズと4試合を行う。
また、打順は、それまでの1番ではなく2番となるという。ベッツの離脱後、2番から1番へ移った大谷翔平は、ベッツの復帰後も1番打者として打席に立つ。
今シーズン、ベッツは、外野の守備にはついていない。先発出場は、遊撃が61試合と二塁が11試合。途中でポジションを変更した試合も、遊撃→二塁か二塁→遊撃のどちらかだ。
けれども、通算の守備イニングは、圧倒的にライトが多い。ライトが8121.2イニング、センターが1875.2イニング、二塁が810.0イニング、遊撃は629.1イニングだ。2016~23年は、どのシーズンもライトが最多。この8シーズン中、2016~20年と2022年の6シーズンは、ゴールドグラブを受賞している。
内野の守備練習を行っている、上の写真からも窺えるとおり、ライトへ戻ることは、ごく最近、決まったことらしい。
ここから、内野は、一塁から反時計回りに、フレディ・フリーマン、ギャビン・ラックス、ミゲル・ロハス、キーケー・ヘルナンデスの4人がメインとなりそうだ。マックス・マンシーが復帰すれば、キーケーに代わって三塁を守る。
外野の両翼は、レフトがテオスカー・ヘルナンデス、ライトはベッツ。2人の間のセンターは、アンディ・パヘズとケビン・キアマイアーが併用されると思われる。
ベッツの復帰により、出場機会が減るのは、ライトを守っていたジェイソン・ヘイワードだろう。ただ、ロースターから外される可能性は、ヘイワードよりも、アーメッド・ロザリオかニック・アーメドのほうが高い気がする。ちなみに、この3人は、いずれもマイナーリーグ・オプションが切れている。