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オズーナが2打席続けてホームランを打ち、トップの大谷に迫る。6本差から20日経たずに1本差

宇根夏樹ベースボール・ライター
マーセル・オズーナ(中央)Jul 16, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月20日、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、ダブルヘッダー2試合目の4回裏と6回裏に、2打席続けてホームランを打った。シーズン27本目と28本目だ。

 この日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、4打数1安打。3打席目に二塁打を打ち、5打席目と6打席目は敬遠四球で出塁した。

 7月4日が終わった時点で、大谷はナ・リーグ本塁打ランキングの1位、オズーナは3位に位置していた。それぞれのホームランは、27本と21本。2位には、22本塁打のクリスチャン・ウォーカー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)がいた。

 現在も、大谷の1位は変わっていない。だが、大谷とオズーナの差は、6本から1本まで縮まった。大谷は、7月5日以降の11試合で2本塁打。オズーナは、12試合に出場し、7本のホームランを打っている。7月5日と6日に2試合続けて1本ずつ、10日に1本、12日に2本、20日はダブルヘッダー2試合目に2本だ。ウォーカーは、22本塁打から本数を増やしていない。現在は3位タイ。7月20日に、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)がウォーカーに並んだ。

 今シーズン、オズーナの1試合2本塁打は、4度を数える。最初の2度は、4月2日と5月8日だ。大谷の1試合2本塁打は、5月5日と6月16日の2度。2人とも、3本以上のホームランを打った試合はない。ちなみに、オズーナは、2020年9月1日に1試合3本塁打を記録している。大谷は、1試合2本塁打が最も多い。

 一方、今シーズン、オズーナの2試合連続ホームランは3度。大谷は、3試合連続が2度と2試合連続が4度だ。5月4日~6日は、3試合続けて打ち、計4本塁打を記録した。1本、2本、1本だ。

 なお、オズーナは、ナ・リーグ打点ランキングのトップに立っている。7月20日のホームランにより、78打点目と79打点目を挙げた。69打点の大谷は3位だ。2人の間には、70打点のアレック・ボーム(フィリーズ)がいる。

 ナ・リーグの打率トップは、.320のクリスチャン・イェリッチ(ミルウォーキー・ブルワーズ)だ。.315の大谷は2位、.305のオズーナは4位。3位には、.312のルイス・アライズ(サンディエゴ・パドレス)が位置している。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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