コンポストの分解が劇的に変化!試行錯誤の末に辿り着いたアイデアを紹介
家庭菜園やガーデニングを楽しむ我が家にとって、コンポストは重宝しています。しかし、コンポストの分解が遅く、思うように使えないこともあります。
試行錯誤の末に劇的に分解を早めるいくつかのアイデアに辿り着きましたので、今回はその方法を紹介します。
1. 「ブラウンマテリアル」と「グリーンマテリアル」のバランス
コンポストの分解速度は、使用する材料に大きく左右されます。
炭素が豊富なブラウンマテリアルと窒素が豊富なグリーンマテリアルのバランスが整っている状態が望ましいそう。
ついついグリーンマテリアルに代表されるような、野菜果物の皮、コーヒーかす、生ごみ、生草などに偏りがちですが、落ち葉、わら、新聞紙、段ボール、木の枝のようなブラウンマテリアルを適度に入れるのが良さそうです。
これにより分解がスムーズに進むようになりました。
2. 材料を細かくする
これは当たり前の話かもしれませんが、材料を細かくすることで、微生物が分解しやすくなります。
野菜くずや果物の皮は細かく刻み、枝や葉もできるだけ小さくしました。
これにより、表面積が増え、分解が早まりました。
3. 適切な湿度の維持
コンポストの湿度は非常に重要です。
乾燥しすぎると分解が遅くなり、湿りすぎると悪臭が発生します。
適切な湿度はコンポストの材料を少し手に取って握りしめ、水がしみ出さない程度に湿っていて、手を離した後に材料がほぐれる状態だそう。
コンポストの湿度を適度に保つために、水を加えたり、乾燥した材料を追加したりして調整するのがよさそうです。
4. 料理に使った油の追加
意外かもしれませんが、料理に使った少量の植物油をコンポストに加えることで、分解が促進されることがあります。
私は使用済みの油をコンポストに混ぜるようにしました。この油が微生物のエネルギー源となり、分解を助ける働きをするのです。
ただし、量が多すぎると逆効果になるため、少量に留めることが重要です。
5. 定期的な攪拌
酸素が供給されることで、好気性微生物が活発に活動し、分解が促進されます。
最低でも週に一度、コンポストをしっかりと攪拌することを心がけました。
これにより、酸素が均等に行き渡り、全体の分解速度が向上しました。
6. 温度の管理
コンポストの温度が高いほど、微生物の活動が活発になります。
夏はよいのですが、寒い季節には、断熱材やシートで覆うことで温度を上げるのがよいそう。
まとめ
コンポストの分解を劇的に早めるためには、適切な材料の選定、材料の細かくする、適切な湿度の維持、料理に使った少量の油の追加、定期的な攪拌、温度の管理が鍵となります。
これらのポイントを押さえることで、私のコンポストは以前よりもはるかに早く分解し、質の高い堆肥を得ることができるようになりました。
コンポスト作りに悩んでいる方は、ぜひこれらのアイデアを試してみてください。