今週末から東京に雪予報が5日も
おととい土曜日は東京都心でも雪を観測
おととい土曜日は南岸低気圧に伴う降水域が関東南部に広がり、東京都心でも朝から昼過ぎにかけて、みぞれや雪を観測しました。
ただ平野部で雪の積もった所はほとんどありませんでしたが、多摩地方の標高が高い所や神奈川の箱根や丹沢などでは5センチ~10センチ以上の積雪となった所もあったようです。
太平洋側の天気は一旦回復し、今週前半は晴れる所も多くなりそうですが、今週後半は一転してぐずついた天気となり、特に今週末の日曜日から東京には5日も雪予報が出されています。
日曜日から毎日のように雪の可能性も?
ウェザーマップが発表している最新の予報によると、今週後半から関東以西の太平洋側で曇りや雨のぐずついた天気が続く見通しです。
これは本州付近を次々と低気圧が通るためですが、1月下旬の真冬の時期に太平洋側で、これだけ雨予報が続くのは、大変珍しいと言えるかもしれません。
予報を細かくみると、東海から西では雨が降っても上空の暖気が優勢で、雪になる可能性はほとんどありませんが、問題は関東地方です。
東京の予報をみると、日曜日から雪マークが5日も出されています。
今のところ、雨か雪予報で、雪よりも雨が主体の予報となっていますが、当面注意が必要となるのは日曜日から月曜日にかけてです。
予報の信頼度(降水がある)がAとなっており、降水量に関しては、比較的まとまって降る予想で、ここに北から寒気が流れ込むと積雪を伴うような雪になってもおかしくありません。
日曜日から月曜日の予想
種々ある計算の中のひとつの予想が上記です(GSM予想)。
南岸低気圧に伴う降水域が太平洋側を中心にかかっており、2日間の降水量は広く30ミリ~50ミリ以上が計算されています。
おととい土曜日の東京の降水量は10ミリ足らずでしたから、かなりしっかりとした降り方をする予想となっています。
そして関東地方に注目すると、日曜日の降水と共に北から寒気が流れ込み、上空1500メートル付近で雪の可能性がある0℃以下の寒気に覆われてくる予想です。
この計算はまだおおまかな予想を見るためのもので、実際はもう少し強めに寒気が南下する予想も出されています。
まだ少数派ではありますが、降水量が多く、しかも寒気の流れ込みが強い計算では、東京でも積雪(大雪)を示唆しているものがあり、今後の予報に注意が必要です。