東京は1週間連続20度以上だと、11月中旬以降の記録更新へ
小春日和で、東京も3日連続20度以上
きょう13日(水)も、東日本や西日本を中心に、平年を上回る暖かさとなっていいます。関東以西では広く20度以上の小春日和となっていて、東海以西では、25度以上の季節外れの夏日となっている所もあります。
東京でも平年より約4度高い20.8度まで上がっていて、きょうで3日連続の20度以上となりました。果たして、平年なら20度に届かない11月中旬以降に、20度以上の暖かさが連続した日数記録はどれくらいあるのでしょうか?
過去の記録は6日連続
東京の最高気温の観測記録は、1875年から約150年間ありますが、その中で、11月中旬以降に20度以上が連続した日数記録は上図のようになっています。3日連続は多数ありますので、4日連続以上の記録を示してあります。
過去最も長く続いたのが、2020年の6日連続で、他に、2015年、1998年、1993年、1969年に、4日連続が4回あります。今の時期はまだ20度以上となる日は多いものの、長続きはせず、4日以上続くことは、極端に少なくなります。ことしはきょうで3日連続の20度以上となっていますが、今後の予想はどうでしょうか?
7日連続20度以上の予想で、記録更新も
東京のあす14日(木)以降の最高気温に注目すると、17日(日)まで20度以上が続く予想となっていて、予想通りならば、7日連続で20度以上となるため、上述した6日連続の最長記録を更新することになります。気象庁から今の時期としては10年に一度レベルの高温の可能性が発表されていましたが、まさにそのような状態となるかもしれません。
ところが要注意なのが、この10年に一度レベルの高温から一気に師走並みの寒さがやってくることです。来週19日(火)から20日(水)は晴れ間があっても12度から13度止まりで、ダウンを着てもおかしくないような寒さとなるでしょう。この寒さも一過性で、来週後半以降は、再び高温傾向が戻りますが、週明けは気温の急降下に要注意です。
週明けに冬将軍が南下
先週の7日(木)から8日(金)にかけては、北日本を中心に、冬将軍の初陣が到来し、初雪や初冠雪、初霜や初氷の便りが数多くありました。その初陣よりさらに強い寒気が週明けの18日(月)から20日(水)頃にかけて、北日本を中心に通過する見込みです。
上図は上空1500メートル付近の気温の予想で、赤色が濃いほど平年より高く、青色が濃いほど、平年より低いことを表しています。一目瞭然ですが、17日(日)までは日本付近の色は、まさに赤一色の状態ですが、18日(月)は一転し、北日本を中心に、青色に覆われています。札幌などは1日で20度も上空の気温が急降下する予想です。
東京も小春日和から師走の寒さに一転しますので、ご注意ください。