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ChatGPTで無料で学べる『英会話AI』の作り方

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント
出典:ChatGPT

KNNポール神田です。

まさにChatGPTPerplexity AIとの出会いで、インターネット黎明期のような感動の日々である。

英語は10000時間でモノになる』の著者であり、デジタルハリウッド大学の教授である橋本大也氏のFaceBookで気になる『プロンプト』が紹介されていた。

出典:デジタルハリウッド大学
出典:デジタルハリウッド大学

無料で学べるすごい英会話AIのつくりかた

1 Voice Control for ChatGPT https://chrome.google.com/webstore/detail/voice-control-for-chatgpt/eollffkcakegifhacjnlnegohfdlidhn)の拡張をChromeブラウザーにインストールする。これでChatGPTと音声で対話することができる。GPTがしゃべりだす。

2 ChatGPTに下記のプロンプトを入れてから英語で(音声でもテキストでも)話す。

私の英会話の先生になってください。英語でこれから話しましょう。もしも私が英語で文法の間違いをおかしたら、日本語で指摘して正しい文法を学校の先生のように解説してください。

24時間無料でどんな話題でもつきあってくれる英会話の先生ができあがった。

かつてオンライン英会話が英語学習業界に与えたようなインパクトがありそう。

出典:Voce Control for ChatGPT
出典:Voce Control for ChatGPT

Chromeの拡張機能なので、Chromeを使って、https://chat.openai.com/

を使う時だけが有効なので、他の音声入力とかぶることがないのも便利な機能だ。

まずは、Chromeの拡張機能のVoice Control for ChatGPTのインストール

拡張機能が効くと、ChatGPTを開くと、下部にマイクボタンが登場するようになる。

出典:ChatGPT
出典:ChatGPT

Google US Englishを選びながらも、スピードはNormalを選択。

出典:Voice Control for ChatGPT
出典:Voice Control for ChatGPT

そして、一番最初に、このプロンプトをそのまま日本語で、コピーペーストする。

私の英会話の先生になってください。英語でこれから話しましょう。もしも私が英語で文法の間違いをおかしたら、日本語で指摘して正しい文法を学校の先生のように解説してください。

この※プロンプトはそのままメモしておきます。途中で、正しい文法を教えてくれなくなった時にChatGPTになげかけます。

そして、右下のマイクをオンにして、英語でしゃべる。

一番、最初の音声は認識しずらいようなので、OK! とかから喋り始めると、音声認識されやすい。

人名などは、日本語英語の発音だとなかなか認識されないので、発音の勉強になる。

■ChatGPT英会話のコツ

2021年以降の話をしらない人なので、最近の話題はなし!

『BTS』とは一応知っているが…。

歴史の話はとてもくわしい。

科学の話もとてもくわしい。

料理の話はとてもくわしい。

音楽や映画の話しもくわしい。

しかしだ、とてつもなく話が長くて話がながい。

なので、

小学生にもわかるように単純に短く話してください。

というプロンプトを時々いれるとよい。すると短くわかりやすい英語で答えてくれる。まずはこのあたりのプロンプトで自分の英会話の先生を手なづけていいこう。

■英会話を学ぶのではなく、英語で知識を深める

小学生にもわかるように単純に短く話してください。

Please speak simply and shortly so that elementary school students can understand.

とするだけで、知らないことを英語で覚えながら学習していく。すると、英会話ではなく、『英語』というツールで無限の知識をえることができるのだ。

小学生英語でアインシュタインの相対性理論なども学習できる。

もちろん、これは『英語学習』だけではなく、日本語の音声にして日本語で解説させることも可能だ。

近いうちに、AIスピーカーが対話型AIになれば、まさにドラえもん

が家にいるようなものだ。 直近の記録だけでなく、自分の学習レベルに応じて、いろいろ知識を与えてくれる個人授業も可能だろう。

■日英翻訳の『DeepL』もダウンロードしておこう!

https://www.deepl.com/ja/app/

英語でいろいろ、壁打ちでしゃべりはじめると、理解できない英文にも遭遇する。その時は、DeepLのダウンロード版をダウンロードしておくと、コマンド+C+Cで英語→日本語が翻訳してくれる。

英語での表現にまよった時にも日本語→英語で英語表現が増える。

単語を覚えるのではなく、使いたかった表現から単語を覚えたほうが身につきやすいはずだ。

■圧倒的に足りなかった、英語で考え英語で話すという学習方法

橋本教授は、『英語は10000時間でモノになる』の中で、圧倒的に足りないのが、日本語断ちをする機会だ断言する。

今までの日本の英語教育の大半はリーディングとライティングだ。しかしこの2つは、翻訳ソフトの登場で時間さえかければかなりクリアとなってきた。しかし、問題はリスニングとスピーキングだ。こればかりは、海外留学などの英語しばりの時間と相手がいなければできなかった。しかも、即答しなければ会話にならない。

この練習にはお金も時間も場所もかかった。

しかし、『ChatGPT』に『Voice Control for ChatGPT』を入れるだけで、永遠に無限の英会話の時間を自分の部屋でできるようになった。しかも完全に無料である。

筆者も英語歴30年、学校を入れると40年以上も英語を学んできている…。いざ、文法ともなると、世界をバックパッカーイングリッシュの適当で、かろうじて通じてきてしまったせいか、日々、でたらめだということがわかり、猛省して、毎日、このChatGPTによる英会話教室で壁打ちをはじめた。

そう、AIを使うか、留学するか、英会話学校に行くか…は人の自由だが、しかし、誰もが、こんなカンタンに無料で時間無制限で、アポイントもなく、英会話を楽しみながら、文法も学べる方法は皆無であったのではないだろうか?

対話型のAIは、小中高生の素朴な疑問に答えることができるばかりなので、これだけで、AIの英語塾を開くことができるようになりそうだ。

詰め込み型の受験のための英語ではなく、使える英語ということのほうが、これから必要とされていることは明確だ。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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