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【大阪市】通天閣・全長60mの滑り台「タワースライダー」通天閣の社長に聞く魅力とは

ゆかぷ~の大阪まちぶら通天閣MC、THE PAGEレポーター(大阪市)

大阪を代表する観光スポットとして知られる「通天閣」(大阪市浪速区)で昨年5月にオープンした体験型アトラクション「TOWER SLIDER(タワースライダー)」。開業以来、話題を呼び、利用客は連日4000人となり、年明け正月や3連休も最高60分待ちの人気ぶりだそうです。今回、通天閣を運営する通天閣観光の高井隆光社長にタワースライダーの魅力などを聞いて、実際に私も滑ってみました。

通天閣は連日多くの観光客で大にぎわいだそうです
通天閣は連日多くの観光客で大にぎわいだそうです

タワースライダーは、地上約22メートルの高さにある通天閣3階の中間展望台から、エレベーター塔の周回を1回転半して、地下1階の帰り口までスパイラル状に約10秒で滑り降りる滑り台となっています。

エレベーター塔に巻き付くように作られたタワースライダー(写真は昨年撮影)
エレベーター塔に巻き付くように作られたタワースライダー(写真は昨年撮影)

私はこのスライダーを外から見た時は、エレベーター塔に大きな蛇の怪獣が巻き付いているようなそんな印象を受けました。けど、このスライダーは、夜になったら光ったりもするので、通天閣を撮影する新しいインスタ映えスポットにもなるんだろうなあと思いました。

これだけの施設を作るのは、かなりお金もかかったのではないでしょうか。このタワースライダーの設置工事は約3億円かかったそうです。

タワースライダー体験後、通天閣の高井隆光社長(右)にお話を聞きました
タワースライダー体験後、通天閣の高井隆光社長(右)にお話を聞きました

昨年5月9日のオープン以来、テレビなどの多くのメディアにも取り上げられ、今年のお正月や1月の3連休も連日4000人を超えるお客さんが来て、最高60分待ちという状態が続いています。私も実際に並んでチケットを購入してみました。通天閣の地下入り口を入れば、従業員の方がていねいに案内してくれます。料金は展望台が900円、特別屋外展望台が300円、タワースライダーの利用料金が1000円の2200円となりますが、これらをセットで購入する場合は1900円に割り引かれるそうです。

タワースライダーだけを利用することもできます。通天閣は、地下の入り口のお土産売り場に入るのも無料。お土産物も気軽に買えるので、こうした選択肢があるのはうれしいポイントの一つかなあと思いました。

タワースライダー利用時の手荷物は無料のロッカーに預けることができ、ヘルメットと滑るためのシートが手渡されます。そして、丸型のエレベーターをのぼるとタワースライダーの専用出入り口があり、カラフルな螺旋階段をのぼると、今にも吸い込まれそうなタワースライダーの入り口が出てきます。

滑る直前のひとコマ。タワースライダーに吸い込まれそう
滑る直前のひとコマ。タワースライダーに吸い込まれそう

この入り口でも順番待ちをしていましたが、滑る人たちの「キャー」という悲鳴がスライダーの中から聞こえてきます。地下と繋がっているので、その悲鳴もかなりクリアに聞こえてくるので、待っているだけでドキドキ感が増してきます。

いよいよ順番が回ってくると、従業員の方がわかりやすく説明をしてくれて、ヘルメットの着用やシートの敷き方を教えてくれます。従業員の方に背中を押してもらうと、まるで異次元の世界へ吸い込まれるように急降下していきます。

従業員の方が親切丁寧に教えてくださるので安心して滑ることができます
従業員の方が親切丁寧に教えてくださるので安心して滑ることができます

先ほど私は「滑り始める時は、近くにある『あべのハルカス』や『天王寺動物園』などの景色も楽しむことができます」と説明で書きましたが、滑った瞬間はあっという間に急降下するため、人によっては景色どころではないかもしれません。

タワースライダーは滑っている様子を動画撮影し、提供するサービスも行われています。これはそのサービスの動画の一部
タワースライダーは滑っている様子を動画撮影し、提供するサービスも行われています。これはそのサービスの動画の一部

高速に急降下すると約5秒足らずで外の景色は消えて、スライダーの天井の照明がキラキラしだして、まるで宇宙空間にいるような気分になりました。例えれば、よく映画やアニメでタイムマシンで未来や過去に行く時、不思議な空間をワープするシーンがあると思うんですけど、それを体感しているようで、たった10秒なんですが、ワクワクする印象が強かったです。

滑り終わるところまで動画は撮影されています。すぐに携帯電話にダウンロードしてSNSにもあげられますよー
滑り終わるところまで動画は撮影されています。すぐに携帯電話にダウンロードしてSNSにもあげられますよー

あと、シートを使っているからか、滑り心地がすごく良かったです。私はコートを着て滑りましたけど、シートのおかげで擦れることもありませんし、ヘルメットも装着するので安心感もあります。滑り降りたら最後は従業員の方々が優しく止めてくれるので、私は恐怖感のようなものはなく、終わったと同時に「また滑ろう」と再びチャレンジしたくなりました。

そして、なんとこのタワースライダー。滑っている様子を動画撮影し、提供するサービスも行われているんです。滑り終わったら自分の滑り出しシーンから降り口までの様子を約30秒以内にまとめた動画が瞬時に降り口そばのモニターに映し出されます。その映像と同時に表示されるQRコードを手持ちのスマートフォンで読み込み、専用Wi-Fiで動画をダウンロードできました。

私はさっそく、そのダウンロードした映像をSNSにあげてみました。滑ってからアップロードまでも手間がかからないし、すぐに思い出の映像が自分のスマートフォンに入るのは魅力的でした。そして、なんと言ってもコチラは無料だったので、めちゃくちゃうれしかったです。

大阪ではあと2年で大阪・関西万博が始まるんですが、もし世界中の人々が大阪へ遊びにきたら、すぐに案内してみたい名物スポットの一つだなあと思いました。

◇通天閣の情報
通天閣
住所:〒556-0002 大阪市浪速区恵美須東1-18-6
電話:06-6641-9555
営業時間:午前10時から午後8時まで(最終入場午後7時半)
展望料金:大人(高校生以上900円)、子ども(5歳から中学生)400円
TOWER SLIDER:大人(高校生から65歳)1000円、子ども(7歳から中学生)500円(「TOWER SLIDER」のみ利用可(一般展望台などへは別途入場料金が必要、利用時間は午後7時半まで)
その日の営業情報などを即座に教えてくれる「通天閣」公式ツイッター

通天閣MC、THE PAGEレポーター(大阪市)

大阪を拠点とするMCタレント。通天閣「干支の引継ぎ式」のMCやTHE PAGEのまちぶらレポーター。関西テレビ「レースガイド」に出演。現在は幼稚園児の子育て中です。

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