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【宮城県 東松島市】ああ、腹がへったPart 4!フレスコ矢本店「日替わり弁当」は人間を笑顔にする

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

「腹がへった!」という言葉は、とても意志の強さが伝わる。
上品ではない言葉にも聞こえるが、本当に空腹の時はストレートに言いたくなるもの。

「ああ〜、腹がへったなぁ・・!」

今回は、以前の記事でもご紹介した「ああ、腹がへったPart 3!フレスコ矢本店 日替わり弁当は人間を笑顔にする」に引き続き、スーパーマーケット「フレスコ キクチ 矢本店」の「日替わり弁当」をご紹介。

「フレスコ キクチ」は、地元の野菜やお惣菜に、独自のイベント開催など、とてもユニークなスーパーマーケットだ。読者の皆様は、既に来店されていることと思う。
正面の入り口すぐにお惣菜コーナーがあり、そこに今回紹介する「日替わり弁当」が販売されている。販売場所には各曜日ごとにお弁当の詳細が写真付きで掲示され、筆者は木曜日に「塩麹仕立ての焼きさばBOX」を購入。

▲ 蓋を開ければそこには「あぁ!」と安心するメンバーが勢揃い
▲ 蓋を開ければそこには「あぁ!」と安心するメンバーが勢揃い

ころりとした形状の弁当箱を開けると、そこにはこんがりと可憐な黄金色の焼き目をつけた塩麹仕立ての鯖、そして、ほろほろと柔らかな大根の煮物に、きんぴらごぼう。
それらは、海苔の毛布をかぶった真っ白なご飯のベットの上で、のんびりとくつろいでいる。
しば漬けとパセリが、奮闘しながら弁当らしさを演出している感じがとても良い。

▲ 15センチ程のちょうど良い大きさの塩麹仕立ての鯖
▲ 15センチ程のちょうど良い大きさの塩麹仕立ての鯖

焼き上げられた鯖は、箸で持ち上げるとその重みにポロリと落としてしまいそう。
おっとっとと、落とさぬように裏返すと、さすが塩麹仕立て!

▲ 塩麹をたっぷりとまとった鯖は和風というよりも少し洋風な容姿
▲ 塩麹をたっぷりとまとった鯖は和風というよりも少し洋風な容姿

塩麹によって鯖の身はしっとりとして、鯖の旨味がぐんと引き出され、甘みも感じる上品な美味しさ。塩焼き鯖は一匹侍のような雰囲気だが、塩麹仕立ての鯖は小技が効いた社交上手な渡来人のようなイメージだ。

▲ 出汁をたっぷりと含んだ煮物はそれぞれがしっかりと良い仕事をこなしている
▲ 出汁をたっぷりと含んだ煮物はそれぞれがしっかりと良い仕事をこなしている

メインの鯖の側に佇む、野菜の煮物は非常に素朴な面持ちだが、口に含むと一斉にじゅわりと香り高い出汁が広がり、あなどれない美味さがある。
塩麹のしっかりとした味の後に、ご飯を放り込み、味噌汁の代わりに煮物をひょいっと食べるのも良いかもしれない。なかなか良いメンバー構成だ。

▲ 木曜日の日替わり弁当 塩麹仕立ての焼きさばBOX
▲ 木曜日の日替わり弁当 塩麹仕立ての焼きさばBOX

人間を思わず笑顔にしてくれる弁当。
1週間に1度のお楽しみとして、是非召し上がってみてほしい弁当だ!

名称:日替わり弁当 塩麹仕立ての焼きさばBOX(※木曜日の日替わり弁当)
場所:フレスコ キクチ矢本店
アクセス:宮城県東松島市矢本字新沼184
営業時間:9:30~21:00

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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