シュワーバーは千賀から先頭打者ホームランを打ち、ポストシーズン通算21本塁打に。ジーターを上回る
10月5日、カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)は、ディビジョン・シリーズ第1戦の1回裏に、千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)からホームランを打った。先頭打者ホームランだ。
今シーズン、シュワーバーは、38本のホームランを打った。それらのうち、15本は先頭打者ホームランだ。それまで、1シーズンの先頭打者ホームランは、2003年にアルフォンソ・ソリアーノが記録した13本が最も多かった。
また、シュワーバーのポストシーズン通算本塁打は、これが21本目。それまで並んでいた、デレク・ジーターを上回った。その上には3人、29本塁打のマニー・ラミレス、27本塁打のホゼ・アルトゥーベ(ヒューストン・アストロズ)、22本塁打のバーニー・ウィリアムズしかいない。
トップ10にランクインしている13人のうち、半数近い6人は現役選手だが、今年、ここから本数を増やす可能性があるのは、シュワーバーだけだ。
通算27本塁打のアルトゥーベと通算19本塁打のアレックス・ブレグマンを擁するアストロズは、今年もポストシーズンに進出したものの、ワイルドカード・シリーズでデトロイト・タイガースにスウィープされた。
アルトゥーベとブレグマンに加え、通算19本塁打のジョージ・スプリンガー(トロント・ブルージェイズ)と通算18本塁打のカルロス・コレイア(ミネソタ・ツインズ)も、そのすべてをアストロズ時代に記録している。
なお、千賀は、シュワーバーにホームランを打たれたものの、その後の7人中、出塁させたのは与四球による1人。2イニングを投げ、3三振を奪った。
メッツは、0対1で迎えた8回表に5点を挙げた。9回は、両チームとも1得点。メッツが6対2で勝利を収めた。