【四国地方】雷は梅雨明けのサイン?12日(月)は天気急変に注意
12日(月)の四国地方は、晴れ間が出ても油断は禁物です。天気は急変する可能性があります。夜遅くにかけて落雷、竜巻などの激しい突風、急な強い雨や激しい雨などに注意が必要です。
一見晴れそうだが…
12日(月)の予報を見てみると、雲のマークが目立つものの、晴れマークの所も多くなっています。薄日のさす時間帯もありそうですが、各地に雨や雷雨のマークが隠れていると思ってください。
なぜかというと、四国地方の上空には平年より冷たい空気が北から流れ込んでいるからです。加えて、下層では梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいます。このため、四国地方では12日(月)夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見通しです。
12日(月)昼過ぎの発雷確率を見ると、四国地方は広い範囲で雷が発生する確率が50%から75%と高い見込みです。四国地方は各地とも、12日(月)午後を中心に日ざしがさしても急に雨や雷雨になるおそれがあります。
特に南からの湿った空気がぶつかりやすい太平洋側を中心に、雷を伴う傘をさしていてもぬれてしまうような激しい雨が降る可能性があります。おでかけの際に雨が降っていなくても、雨具があるといいでしょう。また、落雷や竜巻などの激しい突風にもご注意ください。
身を守るためにすぐ頑丈な建物内へ
たとえ晴れ間が出ていても、もし黒いもくもくと発達した雲を見かけた、遠くで雷の音が聞こえた、または急に冷たい風が吹いてきたら、発達した積乱雲が近づいて天気は急変するサインになることが多くなります。その後、雷雨になったり竜巻などが発生するかもしれません。これらのサインがあった場合は、すぐに頑丈な建物内に移動してください。
また、もし川の近くにいる場合はすぐに川からは離れましょう。わずか数分で川の水が増水する危険性があります。
雷が鳴るのは梅雨明けの合図?
香川県西部の三豊市には「梅雨の雷、終わりの合図」という天気のことわざがあります。これは「梅雨の期間に雷が鳴り始めたら、梅雨明けが近い」という意味です。
この先の週間予報を見ると、13日(火)以降の四国地方は梅雨前線が不明瞭になり、南から張り出す高気圧に覆われて晴れる所が多い見込みです。今週はことわざ通り、梅雨明けの発表があるかもしれません。
■参考資料
高松地方気象台 落雷と突風に関する四国地方気象情報 第5号
高松海上保安部 讃岐地方のことわざ観天望気