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意外と知らない不安障害とHSPの『共通点』とは!?

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

よくこんなことを耳にすることがあるのです。

「私は不安障害と診断されたのですがHSPだと思うんです」

「不安障害とHSPはどう違うのですか?」

あなたもこんな風に思ったことはないでしょうか。

そこで今日は不安障害とHSPの共通点について解説していきたいと思います。

この記事を読んでほしい人

  • 不安障害とHSPの違いがわからない人

この記事を読むメリット

  • HSPと不安障害の共通点についてわかる

この記事の信頼性

  • 毎日30人以上の精神科外来での診察に加え、インスタにて6万人以上のフォロワーさんとの関わりから発信します

不安障害とHSPとは

不安障害とHSPの共通点について触れる前に、不安障害とHSPについて簡単に解説しておきます。

不安障害とは

過剰な不安と心配が連続してほとんど毎日続いてしまい、社会的な活動に障害を及ぼします。


症状としてはイライラ、手の震え、筋肉が緊張、汗がでる、動悸、めまい、胸のあたりがつまった感じが続くといったものがあります。

自分や身内が病気になるのではないかという恐怖やその他まだ起きてもいないことへの心配や予感などが漠然とした不安とともに持続します。

HSPとは

HSPとはHighly Sensitive Personといって、繊細で敏感、共感性が豊かな人々のことを指します。

先程の不安障害は精神医学的な枠組みでの診断名となりますが、HSPは診断名ではありません。

アーロン博士という心理学者が提唱した概念であり、不安障害とは違って心理学的な枠組みの名称なんです。

つまりは、病気ではないということになります。

しかし、病気ではなくとも、様々な刺激に対して敏感だったり、考え込み過ぎてしまいクタクタになってしまったり、対人関係においてもうまくいかず生きづらい点では不安障害と同様と言えるんですね。

不安障害とHSPの共通点について

先程、不安障害は精神医学的な枠組みで、HSPは心理学的な枠組みであることをお話しました。

しかし、枠組みは違っても、両者には共通点があるものと考えています。

結論としては、「敏感で不安を感じやすい」点です。

精神医学において、受診すべきかどうかは「社会生活に支障が出ているかどうか」というのが一種の目安となります。

そして、世の中のHSPと自覚している方の一定数には、実は社会生活に支障が出ている方もいるのではと私は考えています。

つまりHSPだとは思っていたが、実は不安障害でもあったという方がいるのではないかということです。

HSPは病気ではないため、そのつらさをそのままにしている方も数多くいるでしょう。

しかし、精神医学的な枠組みでみると、実は不安障害かもしれません。

もし社会生活に支障が出ているのであれば、それはHSPというよりは不安障害の治療をした方がいいケースもありますので、専門家への相談を躊躇なさらないようにしてくださいね。

まとめ

本日は不安障害とHSPの共通点についてお話しました。

いかがでしたか。

不安障害とHSPは、「敏感で不安を感じやすい」点においては共通しています。

もし社会生活に支障が出ているレベルのHSPさんがいれば、我慢しないようにしてくださいね!

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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