乱闘の処分。エンジェルスは9人が計33試合、マリナーズは3人が計14試合
6月27日、前日にエンジェル・スタジアムで起きた乱闘について、処分が発表になった。
ロサンゼルス・エンジェルスとシアトル・マリナーズの計12人に対する処分は、以下のとおり。罰金も科されているようだが、それについては、明らかになっていない。選手はこの処分に異議を申し立てることができるので、出場停止の試合数は減る可能性もある。
人数はエンジェルスのほうが多く、マリナーズの3倍を数える。もっとも、選手に限ると、4人と3人だ。また、故障者リストに入っているアンソニー・レンドーン(エンジェルス)を除くと、3人ずつとなる。
レンドーンは、右手首を痛め、すでに今シーズンを終えている(ギプスをはめたまま、乱闘に加わった)。従って、来シーズンの5試合が出場停止となる。ちなみに、出場停止とは別に、6月27日からの7試合は、ベンチに入ることができない。
レンドーン以外に出場停止を科された選手は、エンジェルスがリリーフ投手の3人、マリナーズは野手の3人だ。出場停止による欠場中は、ロースターに代わりの選手を補充できないので、両チームとも、各選手の時期をずらして欠場させる。ブルペンから同時に3人、あるいは打線から同時に3人を欠き、少ない人数で試合に臨むのは、無理がある。
エンジェルスの場合は、まず、アンドルー・ワンツが異議を申し立てず、6月27日から処分をスタートさせた。他の5人は、いずれも6月27日の試合――エンジェルス対マリナーズではなく、それぞれ別のチームと対戦――に出場した。