ジェルボールはどれを選ぶ?試してわかった洗浄力ランキング!
2021年秋に、P&Gジャパンのジェルボールが3Dから炭酸機能をプラスした4Dに大幅リニューアルされました。
現行商品としてのジェルボールは
・アリエールBIOが3種類
・アリエール PROクリーン
・ボールド 香り3種
シリーズとしては3種類、香り違いで合計7種類となりました。
それぞれの違いもよくわからなかったり、ジェルボールを愛用されている方もどれを使ったらいいのか悩みどころではないでしょうか?
ジェルボールを実際に洗い比べてランキング形式で紹介します。
3Dから4Dに変わって洗浄力アップ
粉末でも液体でもない第3の洗剤として2014年に発売され、軽量の必要がなく指でつまんで洗濯機にポンと入れるだけという手軽さがウケて、瞬く間に一般家庭に浸透していったジェルボール。
同時に配合すると効果が相殺されると言われていた成分を3層構造にすることで配合に成功した2017年発売のジェルボール3Dから、2021年には炭酸機能をプラスした4層構造の4Dにリニューアルしました。
パッケージにはあたかも泡がしゅわしゅわでてくるイメージのイラストが描かれていますが、
実際に泡がでるわけでもなく炭酸が入っているわけでもありません。
重曹(炭酸水素ナトリウム)のように汚れを分解する仕組み
ハジけるように汚れが分解されるイメージ
という意味の「炭酸機能」。
3Dと4Dを洗い比べた結果洗浄力は1.5%アップしていたので、あながち炭酸機能に関してはウソではないようです。
改悪と言われているのはコストパフォーマンス。
1回の洗濯にかかるコストは、お値段据え置きですが内容量が減って
3Dが24円に対して4Dは25円と実質値上げになりました。
市販の液体洗剤の1回の洗濯コストの平均は約14円なので、割高イメージがさらに強くなってしまったのは悲しいところ。
ただ、洗浄力は確かに向上しているので、改悪というほどではないと個人的には思います。
では、実際にジェルボールを使って洗い比べてみます。
こんなふうに検証しました
ラインナップ
同シリーズの香り違いを1つとして、現行商品5種類を洗い比べます。
・アリエールBIOサイエンス
アリエールBIOジェルボールのベーシックモデルです。
・アリエールBIO部屋干し
成分はベーシックタイプと同じですが、部屋干しに適した消臭成分を配合。
・アリエールBIO微香タイプ
成分は他のアリエールBIOジェルボールシリーズに入ってた着色料が入っておらず、香料と蛍光増白剤が最小限に抑えられた商品です。
・アリエール PROクリーン
ジェルボールの中でもっとも洗浄力に特化したタイプ
・ボールド (爽やかなプレミアムクリーンの香り)
ジェルボールで唯一の柔軟剤入りです。柔軟剤を別途に入れる必要もないで手間が最小限で済みます。
洗浄力
口紅、卵、醤油、ボールペン、果汁、ソース、ミートソース、カレー、ごま油といった9つの汚れをつけた布を洗って汚れ落ち具合を5段階で点数をつけます。
2kgの洗濯と一緒に洗濯機で洗います。
洗い10分、濯ぎ2回、脱水6分。
※ジェルボールは濯ぎ1回対応ですが、私は2回濯ぎ派です。
消臭力
こっそり培養している夫の加齢臭を使います(笑)
夫の加齢臭が染み込んだ枕カバーを洗ってニオイチェッカーの数値と実際に鼻でかいで5段階評価で点数をつけます。
これらの結果を数値化したものがこちら
比較として液体洗剤のアタックZEROも同じ条件で洗い比べています。
3Dから4Dになって洗浄力が上がったとはいえ、まだ液体洗剤のほうが洗浄力では及びません。
ただ、アリエールPROクリーンに関しては液体洗剤と洗浄力では変わらないところまでは洗浄力が上がってきています。
コストも高く、すべての商品に蛍光剤が入っているジェルボールよりも、蛍光剤、漂白剤の入っていない中性洗剤アタックZEROのワンプッシュボトルが使いやすです。
ただ、つまんでポンと洗濯機に入れるだけ、見た目もコロンとしてかわいらしいジェルボールのほうが洗濯のテンションが上がるという場合は、無理に液体洗剤を使う必要はないかと思います。
毎日の同じように繰り返す洗濯のモチベーションをあげるには見た目の楽しさも大切ですもんね。
さらに詳しいテスト結果は私のブログ「洗濯ラボノート」に記載しています。気になる方はお立ち寄りいただけたらと思います。