Yahoo!ニュース

【愛犬】ぽっちゃりってダメ?【愛猫】

ぽっちゃりした犬猫さんってかわいいですよね。

でも肥満は体に良くないって聞くし。。

とはいえ、ところで体に良くないって具体的に何が悪いの??

今回はぽっちゃりさんだと体にどんな負担がかかるか、のお話しです。

ちなみに愛犬・愛猫が肥満なのか標準なのか痩せているのかわからない方はこちらの記事も参考にしてくださいね♪

https://creators.yahoo.co.jp/miyamotoakari/0100166636

・関節への負担

支えなくてはいけない体重は増えても合わせて骨や関節も大きくなるわけではありません。関節への負担が増えて炎症が起きたり、それによって動くのが億劫になると筋肉量が落ちるなど悪循環にもなります。

・呼吸器系に悪影響

人間の場合は余程の肥満でない限り胸に脂肪がついて呼吸しづらいとまではいきませんが、4足歩行の犬猫にとって肥満でお腹に脂肪が増えることは容易に胸を圧迫になり、呼吸がしづらい状況につながります。

また、気管が潰れて呼吸がしづらくなったり、咳が出てしまう〝気管虚脱〟という病気は肥満が危険因子になることがわかっています。

その他熱中症や喉頭麻痺の悪化要因にもなります。

・心臓への負担

全身に血液を送っている心臓。

肥満により余分に働かないといけないので常に心臓に負担がかかります。

・糖尿病のリスク

糖尿病の原因ははっきりしていませんが、肥満も大きく関わっていると考えられています。

猫ちゃんでは標準体重より肥満の方が糖尿病のリスクが4倍になるというデータもあります。

・麻酔のリスクが高まる

肥満組織にも麻酔が吸収されてしまうため、麻酔が効きづらく覚めづらくなります。

また、脂肪が邪魔をして手術の難易度があがることも考えられます。

・膵炎になりやすくなる

肥満による高脂血症が膵炎の発症に関連すると考えられています。

・尿結石ができやすくなる

肥満により運動量が減ることで水を飲みに行くことが減る、遊ばなくなる、トイレに行くのが億劫になる、など動きが減ることで尿が濃くなり、尿結石のリスクが高まります。

まとめ

いかがでしたか?

肥満は百害あって一利なし!

標準体重と肥満の子で寿命を調べたところ、肥満の子の方が2年ほど短かったというデータもあります。

『大変!やせさせなきゃ』

と思っても急激なダイエットは体調を悪くしたり、栄養が足りなくなるなど逆に体に悪いこともあります。

獣医さんや専門家に相談しながらダイエットできると安心ですね。

《叱らずほめる!愛犬の育て方》教えます! 愛玩動物看護師の国家資格を持つ、犬猫育てのトレーナーです。 動物病院での経験10年以上、犬猫育てスクールを立ち上げて5年目のプロが〈しつけ〉〈食事〉〈お手入れ〉などわんにゃんとのさらに楽しく、仲良しな生活をサポート! フォロワー1万人以上のInstagramでも情報配信中。

宮本あかり〈ブライトわんにゃんスクール〉の最近の記事