テスラが「将来の完全自動運転に対応するハードウェアを搭載します」と発表。
テスラが刺激的な見出しの記事を同社の公式ブログに投稿した。
「すべてのテスラの車両に、将来の完全自動運転に対応するハードウェアを搭載します」というタイトルが与えられたこの投稿では、今後テスラ ファクトリーで生産されるすべての車両に、将来の完全自動運転機能に対応可能なハードウェアが搭載される、と記されている。
記事によると、「8台のサラウンドカメラは、クルマから最長250mまで360度の視界を提供し、アップデートされた12個の超音波センサーは以前のバージョンの約2倍の距離までの物体を検知します。最先端のプロセッシング技術が採用されたフォワード フェーシング レーダーはさらなる情報を提供し、豪雨、霧、塵や前方を走るクルマをも見通すことが可能です。」とのこと。
さらに「これらのハードウェアから得られるすべてのデータを理解するために、初代の40倍以上の処理能力を持つ新型車載コンピューターが、テスラの開発した視覚、ソナー、そしてレーダー プロセッシング ソフトウェア用のニューラルネットを管理します。」と言い、
これによって「このシステムは全方向を同時に監視し、人間の感覚だけでは感知し得ない情報を取得し、ドライバーひとりではアクセスできない視点から世界を捉えます。」としている。
そしてそれがどんなものなのか? を示す動画が実際に公開されており、テスラ・モデルSが自動運転でリアルワールドを走る様が紹介されている。
動画はこちら→https://player.vimeo.com/video/188105076
この動画は、テスラ・モデルSが車庫から出て人が乗り込み、テスラのオフィスまで自動運転して最後には駐車場の空いたスペースに止まる…という一連の流れを紹介しているもの。公道を自動運転で走る動画は以前にメルセデス・ベンツがプロトタイプ車両での走行を公開しているが、今回のテスラのそれはよりリアルな感覚のものとなっており興味深い。
果たしてこれが実際にどのくらい使えるものなのかは分からないが、現時点でこれだけの動画を公開できるのだから実に注目といえる。