お取り寄せ可!福井県産きなことよもぎが香る「ぼたもち」は粒餡ぎっしりで春のお彼岸のおやつにぴったり
2024年のお彼岸は、彼岸入りの3月17日~彼岸明けの23日までの一週間。皆さんはぼたもち、召し上がりますか?
ちなみにぼたもちは牡丹餅と書き、その名の通り牡丹の花の見た目から由来しているといわれています。江戸時代初期には糯米やうるち米を形が残る程度に潰し、あんこと申しましても小豆を煮て塩味で整えたものを纏わせていたそうです。今でこそこし餡やきなこ、胡麻がございますが起源としては粒餡だったということでしょうね。お砂糖味のあんこになったのは江戸中期頃と言われています。
また、牡丹は春牡丹のほか冬にも咲く種類がありますが、季語や季節感としては春になります。(お着物の柄としては夏以外用いられることもありますね。)
つい先日、福井駅から敦賀駅まで延伸した北陸新幹線でもお馴染み福井県。福井県は山沿いを中心に豊かな水源に恵まれ、その水を活かした農作物や和菓子が沢山!
今回はお彼岸ということもあり、お取り寄せも可能且つ石川県金沢駅でも展開なさっている「新珠製菓」さんの「越前ぼたもち(よもぎ)」をご紹介。
球体や俵型ではなく、円平のおはぎには福井県産きなこがたっぷり!そこから透ける蓬餅は半殺しよりも粒感を残した搗き具合ですね。糯米は北陸産とのこと。
糯米が一粒一粒大ぶりなので、とっても軽やかでふんわりとした食感。もっちりとした粘り気や弾力よりも柔らかさが際立ちます。中の粒餡は北海道産小豆を練り上げたもので、あんこだけでも美味しく召し上がれること間違いなし。
色味のわりに蓬の青さや清涼感はやや控えめかつきなこの香ばしさもまろやかなので、どちらかというとあんこの甘味や味わいがはっきり。これはこれでお子様も食べやすいおやつという感覚ですね!蓬がしっかり効いている方が好みという方には物足りないかもしれません。
昨今は通年を通して「おはぎ」と称して販売なさるところが多くなりましたね。勿論おはぎは美味しいですし、一年中食べてもあんこの進化により旬を取り入れた味わいが増加したと思います。ですが、やはり春は「牡丹餅」。欲をいうなれば、夏は「夜舟」、冬は「北窓」という呼び名も忘れ去られてしまうのは寂しいなぁと思う今日この頃。
そのため、春には「ぼたもち(牡丹餅)」という表記のお店を贔屓しがちです。なーんて。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<新珠製菓・国高店>
公式サイト(外部リンク)
福井県越前市村国3-66-16
0778-25-0258
10時30分~19時
定休日 火曜