新宿の人気店「追分だんご本舗」さんのよもぎ団子を粒餡、こし餡で食べ比べ!柔らかなお団子をおひとつから
都内の有名な和菓子屋さん、といったらどのあたりを思い浮かべますか?23区内であれば、銀座や日本橋が位置する中央区、観光名所でもある浅草が属する台東区、アカデミックな文京区など、どこか歴史情緒漂うエリアが頭に浮かぶのではないでしょうか。
流行の発信地でもあり眠らない町といわれる新宿に、お団子屋さんがあるといったらいかがでしょう?
新宿は新宿でも、伊勢丹新宿店といった百貨店や新宿御苑に近接した東京メトロの新宿三丁目駅。そのすぐ近くにお店を構えるのが、創業昭和22年の「追分だんご本舗」さんです。
元々はやなぎ家、という屋号でしたが、創業者の方が古より歴史と共に愛されてきたお団子と、かつては甲州道と青梅道を分ける分岐点として人や物が行きかう賑やかな場所・追分に暖簾を掲げたことから昭和41年に現在の屋号へと改めました。
今回は追分だんご本舗さんの「よもぎ」を粒餡とこし餡にてご紹介。
追分だんごさんには四季折々、そして味わいも実にさまざまなお団子な並んでおりますが、生成りのお団子とよもぎ団子には粒餡とこし餡二種類のご用意があるのです。
素朴な味わいかつすっきりとした後味にほっと肩の力が抜けていく粒餡。瑞々しく皮の食感もたっぷりと満喫できる分、小豆そのものの味わいがお好みの方はもう一本と手を伸ばしてしまうかもしれません。
また、こし餡の方が甘味を強く感じるのですが、すっきりとした余韻なので甘いという印象だけではおわりません。ぽってりというよりは、しゅるしゅると口の中で溶けていくような感覚なので、暑い日にもぴったり。
また、よもぎのお餅は非常にふわふわとして軽やか!ひとくちでもすっぽり収まるような大きさですが、あえて一口齧ってみると非常に伸びもよく、柔らかな歯ごたえに驚き。それでいて蓬の青々とした薫香や清涼感はしたたかで、あんこは勿論なのですがこのお餅を召し上がっていただきたいという意思を感じられるようなハーモニーです。
新宿三丁目という場所柄、海外の方も店頭の籠を手に取り、不思議そう且つ楽しそうな面持ちでお団子を選んでいる様子を隣で見ていると、日本特有の食文化を共有しているようでなんとも嬉しい気持ちに。お店も風通りが良く、ちょっと一本だけ…という方でも気兼ねなくご利用頂けるような空気感です。
ご友人やご家族と一緒に訪れたら、知らなかった相手の好みがわかるかもしれませんね。甘いものからしょっぱいものまで揃うので、ご飯の主食としても取り入れてみるのはいかがでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<追分だんご本舗>
公式サイト(外部リンク)
東京都新宿区新宿3-1-22
03-3351-0101
販売10時30分~19時(土日祝日 11時30分~18時)
喫茶 12時~18時・ラストオーダー 17時30分(土日祝 11時30分~18時・ラストオーダー 17時30分)
定休日 1月1日、2日