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「鷹のイチロー」成長中! 19歳上林が中日・浅尾から決勝タイムリー!

田尻耕太郎スポーツライター

山田は3回無安打の好投!

5月8日(金)、ウエスタン・リーグでソフトバンクは中日とヤフオクドームで対戦した。

中日     100000000 1

ソフトバンク 00100011× 3

<バッテリー>

【D】雄大、●浅尾(0勝1敗)――加藤

【H】岩嵜、◯山田(2勝1敗)、S東浜(2セーブ)――斐紹、拓也

<本塁打>なし

【戦評】

先制を許したソフトバンクだったが、終盤に若鷹打線が浅尾をとらえた。7回、2アウト一、二塁から途中出場していた上林がセンター前へタイムリーを放ち勝ち越し。8回には釜元の一打で追加点を挙げた。

先発投手の岩嵜は初回に失点するも5回1失点。山田は3回を無安打無失点の好投。最後は東浜が締めくくりセーブをマークした。

浅尾の外角球を右中間へライナー

決勝打を放ったのは2年目外野手の上林誠知だ。浅尾の外角高めの直球に力負けせず、強いライナー性の打球を右中間に運んだ。「1軍で実績のある投手から打てて嬉しいです」。大喜びするわけでもなく、少しはにかんだ笑顔を見せただけだが、そこに初々しさを感じる。現在、ウエスタンでは23試合に出場して61打数21安打、打率.344をマークしている。好調の要因については「監督、コーチ、先輩からのアドバイスのおかげ。始動を早めていることでタイミングが合っている」と話した。

仙台育英高時代は甲子園に3度出場し、巧打者として注目を集めた逸材。「イチロー選手に憧れている」と話す左打者へ、ホークス球団も期待を込めて「背番号51」を渡した。昨年は内野手に挑戦したが、今季から高校まで慣れ親しんだ外野手に戻ったこともバッティングに好影響を与えている。「まずは2軍でレギュラーをつかんでタイトル争いを」と意気込んでいる。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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