ソースと具のWでパクチーまみれ!「ペヤング パクチーMAXやきそば」
パクチー入れすぎの「ペヤング パクチーMAX」
今回レビューするのは、まるか食品の「ペヤング パクチーMAX」。名前通りパクチーがたくさん入ったカップ焼そばです。
ペヤングからは、これまでにも「MAX」がつく商品が多く発売されています。
「わかめMAX」や「鉄分MAX」といった比較的健康そうなものから、「背脂MAX」や「牛脂MAX」などのヘビー級、さらには「もっともっと激辛MAX」「すっぱからMAX」「からしMAX」といった味覚破壊系、そして「超超超大盛GIGAMAX」という胃袋破壊系の商品まで、一時は渋滞が起きるほど「MAX」だらけでした。
最近は「MAX」とついた商品は鳴りを潜め、比較的穏便な商品が多いペヤングですが、約7年前にも「パクチーMAX」という商品が出ており、パクチーブームのさなかに山盛のパクチーで世の中を震撼させました。
今回の商品もそれなりの覚悟が必要だと思われます。
「ペヤング パクチーMAX」の内容物
まずは内容物から見ていきます。
フタを開けると中には麺と別添袋が2つ、「やきそばソース」と「かやく」が入っています。
ペヤングは価格の割に具が充実していることが多いですが、今回も「かやく」の袋には中身が詰まっていました。
2つの別添袋のうち「かやく」のみお湯を注ぐ前に入れます。
中には大量のパクチーと、これまた大量で大きなカットのフライドガーリックが入っていました。
パクチーはほうれん草のおひたしかと見紛うほど入っており、数あるパクチー入りのカップ麺の中でもこんなにたくさん入っていたのは前回の「パクチーMAX」のみだと思われます。
フライドガーリックも量が多く、パクチーの粉とまみれた様子はのり塩味のポテチっぽく見えなくもないですが、きっとそんな生易しいものではありません。
「ペヤング パクチーMAX」食べてみた
ソースは、パクチーの風味を強くつけた塩味。具のパクチーの量に驚かされるのですが、ソースだけでもパクチーの風味が凄まじいです。
ピリ辛程度の辛味で味の輪郭がハッキリしており、魚介やエビの旨みで奥行きも感じられますが、そんなことなど無力化しかねないレベルでパクチーのゴリ押し。
筆者はパクチーが大好きですが、それでもこのレベルの圧倒的なパクチーだと、お客様センターに苦情が殺到しないかと心配になってしまいます。
パクチーが大好きならまったく問題なくおいしいですが、ほんの少しでも苦手意識があるならばやめておいた方が良さそうです。
徐々に口の中がパクチーに慣れてくると、辛味や魚介などの旨みが良い仕事をしていることに気づき、実は2度おいしいソースでもありました。
山盛パクチーとフライドガーリック
麺は中細で縮れのついた油揚げ麺。いつものペヤングの麺です。食感でペヤングらしさが感じられ、ソースがどんなに圧倒的パクチーでもペヤングを食べていると認識できます。
ただ今回は相手が悪く、ソースと具のWパクチーゴリ押しに加え、具のフライドガーリックや辛味もかなり幅を利かせているため、いつものペヤングよりはだいぶ麺が押されて負けていました。パクチー凄まじいです。
具は大量のパクチーと大きなカットのフライドガーリック。いつものキャベツや挽肉は入っていません。
まずは何といってもパクチー。量が多くて香りも強烈で、ソースのパクチー風味に説得力をもたせる存在ですが、味や香りだけではなく緑が鮮やかなのも特徴となっています。
嫌いな人や食べ慣れていない人からしたら、味、香り、見た目までパクチーだらけでもはや地獄。パクチー地獄です。
そしてフライドガーリック。以前の「パクチーMAX」にはフライドガーリックは入っていませんでした。
こちらも存在感抜群で、ソースの辛味とともにパクチーの味に輪郭をつけており、より切れ味を鋭くしています。フライドガーリックによってパクチーの風味がさらに際立ち、パクチー自体がパワーアップしたかのようでした。
パクチーが力強すぎるカップ麺
パクチーブームによって一般化し、カップ麺でもたくさんの商品に入っているパクチーですが、外国食品を扱う店で買えるタイなどのカップ麺を合わせても、ここまでパクチーだらけの商品は筆者は見たことがありません。
ソースと具のWパクチーに、辛味やフライドガーリックによって輪郭やキレを加え、これでもかとパクチーを楽しめます。
あまり見かけないので売っているのを探すのに苦労しますが、パクチー好きには絶対にオススメできるし、少しでも苦手な人にはまったくオススメできない、パクチーが力強すぎるカップ麺でした。