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4人の子の母が「子どもの自立」のためにさせて正解だったあの準備

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもを、いつもキレイじゃないけど何かがあればすぐに片づく家で育てています。

先日、普段から忘れ物が多かったり何かと心配な末っ子(小5)が1泊2日の学校行事に出かけました。

準備はいろいろと心配でしたが、それなりに1人でやっていました。

私は

●2日目に着るもの
●お風呂へ持っていくもの

をそれぞれ小さな入れ物にまとめて入れ、バッグへ収めることを教えました。

私はこれまで宿泊をはじおでかけ準備を、子どもが幼児期から自分たちでさせてきました。

姉と共に帰省準備をする末っ子(当時3歳)実家で過ごしやすくするため衣装ケースを使用
姉と共に帰省準備をする末っ子(当時3歳)実家で過ごしやすくするため衣装ケースを使用

おでかけ準備は、アレと同じだった!?

おでかけの準備は、子どもがいつか自分ですること、そして子どもがやってくれると私も助かるからという思いでさせていたのですが、私が片づけの仕事を続ける中で、それはのちにとても意味があるものだと気づきました。

おでかけの準備は

・何泊するかな?
・天気はどうかな?
・何をするかな?
・どこに行くかな?

このように行き先の天気や行動を考え、必要な服の枚数を決めたり、ふさわしい服を考えることです。

このちょっと先の未来をイメージして、必要なモノを選び、それをバッグに収めるという行動は、私が考える片づけの定義

自分の暮らしに必要なモノを選んで管理する

と同じではないかと思ったのです。

おでかけ準備は、片づけの超縮小版だった

片づけというと、散らかったモノを元に戻したり、部屋をキレイにすることと思う人も多いと思いますが、自分に必要なモノや大切なモノを知ることも大事です。(捨てるのが苦手な人は特に)

必要のないモノ、どうでもいいモノを収納するのは無駄なことです。必要なモノ、大切なモノが管理されていないと意味がないのです。

しかし、これからの生活に必要なモノは何だろう?コレは必要かな?と何か月や数年先のことを想像するのはなかなか難しいものです。

でも1,2日くらいの先のことであればどうでしょう。子どもだって想像しやすいのではないでしょうか。

2泊の遠征の準備をする長男(当時小5)
2泊の遠征の準備をする長男(当時小5)

「必要なモノを選び、選んだモノで暮らしてみる」というおでかけは、一生続けないといけない片づけの超縮小版で、子どものうちに何度も体験させたいことなのです。

おでかけ準備を子どもに教えるコツ

まだおでかけの準備に慣れていない子には、事前に主に次の3つの情報を伝えておきます。

★何回寝るか?
→パジャマや下着の量が決まる

★気候はどうか?
→暖かい服装が必要かなどが決まる

★行き先で何をするか?
→どんな靴や服がいるか、
 夏なら水着がいるかなどが決まる

このような情報から、子どもたちはおでかけ中の天気やすることを想像し、必要なモノを選ぶのです。

次女(当時小6)の遠征の準備
次女(当時小6)の遠征の準備

自分での準備が慣れてきたら、お出かけの予定が決まり知りたいことがあれば自分から聞いてくるようになります。

失敗もよい経験に

人生の本番での片づけはなかなか難しいものですが、おでかけならちょっとした失敗も一つの経験になります。

我が子もパンツを持っていくのを忘れたとか、靴下が片方しかなかった、もっと厚手の服にすればよかったと気付いたことなどが何度もあります。

だけど、自分が選んで準備したモノで過ごしてみる体験はとても大切です。

人生は、自分の暮らしに必要なモノを選ぶことの繰り返し。

帰省や旅行の準備などは、その練習の一つなのです。

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コチラの動画では、子どもが喜びそうな衣類のまとめ方なども紹介しています。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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