ブロッコリーは「茹でないでください!」栄養士が必死にお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です。
ブロッコリーは栄養豊富なことが注目され、近年人気が高い野菜ですよね。
がん予防にもよいとされる「スルフォラファン」も豊富に含まれています。
そんな栄養豊富なブロッコリー、茹でていませんか?
今回は栄養士の私が「ブロッコリーを茹でないでほしい理由」を詳しく解説していきます。
今回の目次
1 ブロッコリーの栄養
2 保存方法・選び方
3 ブロッコリーを茹でないでほしい理由
4 最後に
1.ブロッコリーの栄養
ブロッコリーは、体内でビタミンAに変わるβ‐カロテンや、免疫力を高め肌を美しく整えるビタミンCが豊富です。そのほか、骨を丈夫にするビタミンK、赤血球を作る葉酸、抗がんや解毒作用があるスルフォラファンなども豊富に含まれます。
2.保存方法・選び方
【ブロッコリー保存方法】
・水に浸して野菜室に立てて保存する
詳しくはこちら→「ブロッコリーは写真のように保存しないで下さい!」栄養士がお願いするワケとは
【ブロッコリーの選び方】
・鮮やかな緑色でムラがないもの
・つぼみがかたく締まり、密集しているもの
・切り口にス(※)が入っていないもの
※成長しすぎなどが原因で内部が割れてしまった空間(空洞)のこと
3.ブロッコリーを茹でないでほしい理由
お待たせしました!「ブロッコリーを茹でないでほしい理由」を詳しく解説していきます。
その理由は、ブロッコリーに含まれるビタミンCが半減するから
水溶性で熱に弱いビタミンCは茹でると減少します。なんとブロッコリーは茹でた後のビタミンC残存率は約50%。
一方、ブロッコリーを蒸した場合の残存率は約90%と多くなっています。
ブロッコリーは水に長くつけた分だけビタミンCが流失するので、茹でずに蒸すようにしましょう!電子レンジでの調理も◎
<蒸すときのコツ>
・ビタミンCは切り口からも多く流失するので、あまり小さく分けないようにしましょう。
・蒸し器がない場合は、電子レンジで調理するか、フライパンに小房に分けたブロッコリーと200mlの水を入れ、強火にして3分蒸して火を止めたら、予熱で火を通す方法がおすすめです。途中、菜箸でブロッコリーをかき混ぜながら茹でると加熱が早くなります。
4.最後に
いかがだったでしょうか。
ブロッコリーの豊富なビタミンCをたっぷり摂るためにも茹でずに蒸すようにしましょう。
しかも!蒸した方が水っぽくならず美味しく頂けるのでおすすめです。
ブロッコリーを調理する際は参考にしてみてくださいね。