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【スパイスカレー作り】スパイスの4つの働き

スパイスのともさんスパイス料理研究家

こんにちは!

スパイスのともさんです。

皆さん、スパイスと聞いてどんなことを思い浮かべますか?

「辛い」「赤い」「いい香りがする」

「どう使っていいかわからない」

「買ったけど余ってる」

いろいろ思い浮かぶと思います。

今回は、スパイスの働きを4つに整理して紹介します。

分類整理することで、使いどころや適量がわかったり、自分好みのスパイスカレーを作ったり、スパイスをしっかりコントロールして使うことが出来るようになりますよ

では、始めましょう。

先述したようにスパイスには、4つの働きがあります。

それは以下の4つです。

①香り付け

②色付け

③辛味付け

④防腐・抗菌

スパイスの種類によっては、2つや3つの働きを合わせ持つものもあります。

では、それぞれの具体的な働きと主なスパイスの種類を解説していきます。

①香り付け

【香り付けのスパイス】クミン、コリアンダー 、カルダモン、クローブ、シナモン、ローリエ、ファンネル、フェネグリーク、スターアニス、マスタード、オールスパイス、ニンニク、生姜など

料理に香りをつけます。ブレンドの仕方で、ひとつの香りを引き立たせたり、個性的な香りを作ったりすることができます。またたくさんの種類を混ぜ合わせると、それぞれの香りと特徴が抑えられ、カレー粉に近い香りになります。

②色付け

【色付けのスパイス】ターメリック(黄)、サフラン(黄)、カイエンペッパー(赤)、パプリカパウダー(赤)など

スパイスで付けられる色は、黄色か赤色かです。混ぜると茶色っぽくなります。いわゆるカレー色です。カイエンペッパーは、唐辛子ですから、後に出てくる辛味付けの作用もあります。辛いのが苦手だけど、赤色を足したいときは、パプリカパウダーを使います。両者とも唐辛子の香りも持ちます。ターメリックとサフランは、黄色いご飯を作りたいときにどちらかを使います。ターメリックは土臭いので量に気をつけて使います。サフランは希少部位なので高価です。

③辛味付け

【辛味付けのスパイス】カイエンペッパー、胡椒、山椒、花椒、青山椒など

辛味にも種類があります。唐辛子系のホットな辛さ、胡椒はジワっとくる辛さ、山椒系は痺れる辛さ。合わせる材料によって使い分けるといいです。唐辛子は種類が多く、辛さや香りに違いがありますので、お好みのものを探してみて下さい。

④防腐・抗菌

【防腐・抗菌のスパイス】シナモン、クローブ、クミン、マスタード、オールスパイスなど

防腐や抗菌作用のあるスパイスは上記以外にもたくさんあります。昔は、食料の保存のためにスパイスを活用していましたが、保存や殺菌技術が進んだ現代では、スパイスをその役割で使うことはほとんどなくなりました。

さて、スパイスの4つの働きをおわかり頂けたでしょうか?

これを理解して調理するのとしないのとでは、応用力に大きな差が出てきます。

是非これらを意識しながら調理してみて下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

スパイスのともさんでした!

スパイス料理研究家

元小学校の算数の先生のスパイス料理研究家です。スパイスカレーなどスパイス料理を中心に、様々な料理について、論理的なアプローチで美味しさを解明します。簡単にできるスパイス料理のレシピもどんどん紹介しています!

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