Yahoo!ニュース

【料理のお役立ち知識】「塩少々、塩ひとつまみ」は、もうやめましょう

スパイスのともさんスパイス料理研究家

こんにちは!

スパイスのともさんです。

今回は、『塩加減』の話です。

レシピによくある、

「塩少々」「塩ひとつまみ」

これって、手指の大きさや加減によって、塩の量が変わりますよね。

そこで、スパイスカレーでももちろん役立つし、

普段の料理でもすごく役立つ

『塩加減』を求める計算式

をお伝えしたいと思います。

スマホの計算機を使って、簡単に求められますよ。

おすすめの塩加減と計算式

おすすめの塩加減は、ズバリ!

材料の総重量の0.9%

です。

計算式は、

材料の重さ×0.9%=塩の重さ

です。

例えば、

200gの鶏肉をフライパンで焼く際の塩コショウの塩の量は、

200g×0.9%(0.009)=1.8g

と求められます。

これを覚えておくととても便利です。

そして実際いい塩加減になります。

他の調味料と合わせる場合の注意点

他の調味料と合わせる場合に気をつけないといけないのが、塩を含む調味料の存在です。

醤油や麺つゆ、出汁の素などには、塩が含まれているので、その分を差し引く必要があります。

でも具体的に何g入っているのかは、分からないので、

基本的に、最後まで塩は入れず、仕上がり後、足りなければ足してあげる方法をとって下さい。

酒、味醂、砂糖など塩を含まないか、ほとんど含まれていない場合は、先ほどの0.9%の計算式が使えます。

計算する際は、調味料の重さは差し引いて、材料のみの重さで計算して大丈夫です。

スパイスカレーの場合

スパイスカレーの場合の塩加減の計算方法について説明します。

調理前に、フライパンの重さを測っておきます。

ここでは、1650gだったとします。

そして、普通に調理を進め、あと、塩を入れれば完成するところまで来たら、

フライパンごと、秤で重さを計ります。

すると、3500gでした。

この場合、

3500ー1650=1850

1850×0.9%=16.65

というふうに求めることができます。

この方法は、

フライパンの重さを記録しておけば、

炒め料理全般で使える方法です。

こんな秤があると便利ですよ↓

小数第1位より小さい値まで測れるものがオススメ!
小数第1位より小さい値まで測れるものがオススメ!

計算式を使うと便利な料理の例

この計算式は、

味付けのメインが塩の料理であれば、

ほぼ使えます。

例えば、

チャーハン、野菜炒め、ナムル、白菜の浅漬け、きゅうりの浅漬け、ピクルス、塩焼きそば、焼き魚など。

この計算式を使って、

是非いい塩加減を味わってみて下さい!

スパイス料理研究家

元小学校の算数の先生のスパイス料理研究家です。スパイスカレーなどスパイス料理を中心に、様々な料理について、論理的なアプローチで美味しさを解明します。簡単にできるスパイス料理のレシピもどんどん紹介しています!

スパイスのともさんの最近の記事